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妻の避妊薬

妻の避妊薬

桐谷 悠真 完結 34

結婚して二年、待望の子供が一向に授からないことに悩む夫・ひろし。自分に原因があるのではないかと案じ、病院での検査を提案するが、妻は「自然に任せたい」と頑なに拒絶する。 そんなある日、ひろしは街中で見知らぬ男と親密に寄り添う妻の姿を目撃してしまう。耳に入ってきたのは、「ピルで避妊してるから子供なんてできるわけない」「夫は本当にバカ」という残酷な嘲笑だった。 愛する妻の正体は、自分を欺き、逢瀬に溺れる裏切り者だったのだ。激しい怒りを押し殺し、ひろしは水面下で興信所に調査を依頼。自宅では「優しい夫」の仮面を被り続けながら、着実に証拠を固めていく。 やがて突きつけられる分厚い調査報告書と、床に叩きつけられた避妊薬のシート。家庭を弄び、夫を侮辱し続けた妻と相手の男に、逃げ場のない冷徹な社会的制裁の鉄槌が下されようとしていた――。

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