義母の古希を祝う席で、突然発表された「次男一家への家贈与」。だがその家は、十九年前に困窮した義両親を迎え入れた長男の嫁・千里の単独名義だった。親族が沸き立つ中、次男の妻・沙織が立ち上がり、離婚調停の申立書を突きつける。介護を押し付け合う二人の息子と、他人の資産で老後を買い叩こうとする義母。都合よく消費されてきた二人の嫁が、それぞれの境界線を引き直す戦いが幕を開ける。
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