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月給22万円の「給料泥棒」と50億円のAI

月給22万円の「給料泥棒」と50億円のAI

「首にしとくから一生寝とけ。高卒の給料泥棒が」――交通事故で全身に重傷を負い、病室に運ばれた私・み月りんへ届いたのは、8年間耐えてきた上司・気藤からの非情なメッセージだった。難病の母の治療費を払うため、月給22万円でも「無能」と罵られながら働き続けてきた私。だが会社の誰も知らなかった。顧客管理、会計、在庫を結ぶ基幹システムを一人で設計し、独自AIを開発、20件以上の特許まで持つ本当の実力を。しかも気藤は、その成果を自分の手柄として奪い続けていた。もう十分だ。私は病室から「本日付けで退職します」とだけ返信し、会社との連絡をすべて断つ。翌朝、社内の全システムが機能しなくなり、誰一人として復旧できない事態に。そこで初めて会社は、自分たちが“給料泥棒”と嘲った女性が何を支えていたのかを思い知ることになる――。
里奈
親族席から消された母と24年目の離縁

親族席から消された母と24年目の離縁

「親族席には実母に座ってもらう。けい子さんは来ないでほしい」――1歳の頃から24年間、息子・ゆうとを育ててきた私に、結婚式前夜に突きつけられた言葉だった。夫・かず彦は止めることもなく、私は黒留袖をしまい「最後までその考えでいてね」とだけ告げる。だが二人は知らない。私は単なる父親の再婚相手ではなく、誰もが幼いゆうとを施設へ預けようとした24年前、自ら養子縁組をして法的な母親になる道を選んだことを。そして、その真実を恩に着せまいと黙り続けてきたことを。結婚式から排除された私は、息子の荷物を送り返し、新居の連帯保証人を外し、さらに夫が生活費50万円を無断で使って私を“精神を病んだ妻”に仕立てようとしていた証拠まで掴む。もう都合のいい母にも妻にも戻らない。私は弁護士へ電話し、夫との離婚と、24年間育てた息子との養子離縁を静かに申し出る――。
千尋
雑炊を疑った息子とノロ陽性の判定

雑炊を疑った息子とノロ陽性の判定

「この部屋は来月からマリカに使わせるわ」――夫・裕介の留守中、義母・のり子と義妹・マリカは私・咲の仕事部屋へ勝手に入り、寸法を測り始めた。しかも狙っていたのは部屋だけではない。私が多くの頭金を出し、夫婦の共有名義にした自宅の登記書類まで探していたのだ。引き出しには「共有名義」「離婚後はどうなる?」と書かれた義母の付箋。さらに靴箱の奥から、見覚えのない男性用スリッパが5足見つかる。ようやく私の側に立ち始めた裕介と鍵を交換し、防犯カメラを設置して証拠を残すうち、義母が未記入の離婚届を用意し、「咲が家に男を入れたらどうなるか」と親族に尋ねていた事実まで判明する。これは同居を迫るだけの嫌がらせではない。私を“不貞の妻”に仕立て、家から追い出すための計画が、すでに動き始めていた――。
千鶴
臨月に捨てられた女医、18年後の審判

臨月に捨てられた女医、18年後の審判

妊娠10ヶ月の臨月を迎えた夜、エリート医師の夫・俊彦は「愛人が跡継ぎの男児を身籠もった。高齢のお前が産むのはどうせ障害児だ」と哄笑し、離婚届を突きつけて私を極寒の路頭へ叩き出した。12年の不妊治療の末に授かった命を呪われ、医師のキャリアも奪われた私。だが18年後、地方病院のロビーで零落した元夫と愛人に再会する。悪態をつく元夫に対し、私が「そこの世界的天才バイオリニスト、私の娘ですが」と告げた瞬間、屈強な男が現れて――。
白瀬 唯
失明を装った夫と結婚詐欺女の末路

失明を装った夫と結婚詐欺女の末路

結婚してわずか一か月、夫・レンは「このままでは失明する」と告げられた。私は仕事も家事も背負い、彼の目となり足となって支え続けた。ところが預金口座から金が消え、大切なアクセサリーやブランド品まで次々と紛失する。警察に「身内の犯行では」と言われても、目の見えない夫だけは疑えなかった。そんな半年後、通院先で新しい医師から告げられたのは、「ご主人は失明していません」という衝撃の事実。さらにレンには、過去に結婚詐欺を疑われた経歴まであった。愛も献身もすべて嘘だったのか。私は何も知らないふりをして夫を警察署へ連れ出し、その演技を暴く。そして奪われた金と人生を取り戻すため、離婚と法的な反撃を決意する。だが捜査の先には、レンが私と結婚する以前から続いていた、もう一人の女との恐ろしい計画が隠されていた――。
小春の夜話
娘の十七万円を愛人に貢いだ夫の末路

娘の十七万円を愛人に貢いだ夫の末路

海外留学中の娘から届いた手紙には、「毎月1500円の仕送りでも頑張ってるよ」と書かれていた。私は毎月17万円を送っているはずなのに――。不審に思った私・富が調べると、残りの16万8500円は夫・直太の隠し口座へ流れていた。長年、私と娘には「無駄遣いは悪だ」と我慢を強い、教師の仕事まで辞めさせた亭主関白の夫。その裏で彼は、出張と偽って若い女性と旅行し、娘の留学費まで貢いでいたのだ。異国で卵ともやしに耐えていた娘を思うと、悲しみは凍るような怒りへ変わった。もう黙って従う妻ではいない。私は銀行の記録を確認し、探偵に素行調査を依頼して証拠を集める。そして休日、偉そうに「一家の主」を語る夫へ静かに問いかけた。「例の彼女には、一体いくら貢いだの?」――その一言から、偽りの亭主関白を引きずり下ろす私の反撃が始まる。
小春の夜話

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白瀬 唯
失明を装った夫と結婚詐欺女の末路

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小春の夜話
三億円を迫った夫と偽造DNA

三億円を迫った夫と偽造DNA

「浮気したあばずれ女だ。慰謝料3億円払え」――5歳の息子がO型だと判明した瞬間、AB型だと信じていた夫は私の不貞を決めつけた。病院での取り違えを疑う私の言葉には耳も貸さず、夫は義母と共に私を罵り、息子の髪まで無理やり抜いてDNA鑑定を強行。さらに「親子関係なし」という結果を突きつけ、病気の息子ごと家から追い出した。長年、学歴を理由に私と息子を虐げてきた義母を、それでも信じ続けた夫。その裏切りに心が切れた私は、実家へ戻り家族と反撃を決意する。だが義実家で再び3億円を要求されたその時、海外から帰国した兄が現れた。「その鑑定結果、一致するわけないよ」――兄が再生した一つの録音から、夫と義母が仕組んだ計画、そして血液型に隠されたさらに深い秘密が崩れ始める――。
小春の記録
娘の十七万円を愛人に貢いだ夫の末路

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海外留学中の娘から届いた手紙には、「毎月1500円の仕送りでも頑張ってるよ」と書かれていた。私は毎月17万円を送っているはずなのに――。不審に思った私・富が調べると、残りの16万8500円は夫・直太の隠し口座へ流れていた。長年、私と娘には「無駄遣いは悪だ」と我慢を強い、教師の仕事まで辞めさせた亭主関白の夫。その裏で彼は、出張と偽って若い女性と旅行し、娘の留学費まで貢いでいたのだ。異国で卵ともやしに耐えていた娘を思うと、悲しみは凍るような怒りへ変わった。もう黙って従う妻ではいない。私は銀行の記録を確認し、探偵に素行調査を依頼して証拠を集める。そして休日、偉そうに「一家の主」を語る夫へ静かに問いかけた。「例の彼女には、一体いくら貢いだの?」――その一言から、偽りの亭主関白を引きずり下ろす私の反撃が始まる。
小春の夜話
五十万円の便利妻

五十万円の便利妻

義父の四十九日を終えた日曜の朝、商社の係長へ昇進した夫から緑の離婚届を突きつけられた。「腰を壊したお前は出世の邪魔。手切れ金50万で出て行け」。4年間、排泄の世話まで一人で背負い続けた私を、夫は「無償の介護要員」として切り捨てたのだ。愛人とタワマンへ移る気満々の夫。だが、冷え切った私の手元には、四年間の一切を記した【介護日誌】と、義母から託された反撃の鍵が握られていた。
底冷えの台所
親族席から消された母と24年目の離縁

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「親族席には実母に座ってもらう。けい子さんは来ないでほしい」――1歳の頃から24年間、息子・ゆうとを育ててきた私に、結婚式前夜に突きつけられた言葉だった。夫・かず彦は止めることもなく、私は黒留袖をしまい「最後までその考えでいてね」とだけ告げる。だが二人は知らない。私は単なる父親の再婚相手ではなく、誰もが幼いゆうとを施設へ預けようとした24年前、自ら養子縁組をして法的な母親になる道を選んだことを。そして、その真実を恩に着せまいと黙り続けてきたことを。結婚式から排除された私は、息子の荷物を送り返し、新居の連帯保証人を外し、さらに夫が生活費50万円を無断で使って私を“精神を病んだ妻”に仕立てようとしていた証拠まで掴む。もう都合のいい母にも妻にも戻らない。私は弁護士へ電話し、夫との離婚と、24年間育てた息子との養子離縁を静かに申し出る――。
千尋

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解雇された職人が未明に餡を練る

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創業五十周年を控えた和菓子屋で働く私は、常連客の前で二十五年尽くした職人が店主に突然解雇される場に居合わせた。跡を継ぐため会社を辞めて戻った一人息子がいるものの、看板である漉し餡の技術はまだ誰にも継がれていない。店が立ち行かなくなると焦った私が翌朝四時に店へ駆け込むと、暗い厨房で追い出されたはずの職人が大鍋を振っていた。仕上がった餡を前に、朝一番に出勤した店主は無言で味見の木さじを口へ運んだ。
木曜の換気扇
「妹は足かせ」の婚約者と父の数千万円特許

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「お兄ちゃん、帰ろ」――結婚の挨拶で婚約者・み咲の豪邸を訪れた私・藤川誠は、看護師の妹・理沙が青ざめて立ち上がる姿を見た。相澤家が差し出したのは、結婚後の住居や生活費、子供の教育まで細かく縛り、援助の代わりに絶対服従を求める“契約書”。さらに両親を亡くした経歴や理沙の仕事まで見下され、私は婚約を見直す決意をする。ところが別れを告げた途端、相澤家の態度は一変。父・健造は「仕事に支障が出る」「妹の病院にも手を回せる」と脅し、実際に私の会社へ偽造クレームまで送り込んできた。だが、取引先への確認から文書の偽造が発覚し、会社の専務と顧問弁護士が全面的に私を守ると宣言する。大学時代の恩師や病院側にも協力者が現れ、金と権力で兄妹を引き離そうとした相澤家に対し、今度は証拠と法律で逃げ道を塞ぐ反撃が始まる――。
浩一
左目を殴った夫と2200万円の離婚清算

左目を殴った夫と2200万円の離婚清算

「いつまで倒れてるんだ?さっさと起きろ」――結婚3周年の夜、私・みさきは夫・直人に顔を殴られ、左目から血を流して床に倒れた。原因は、会社へ忘れ物を届けた私が、直人と若い女性の密会を目撃したこと。義母まで「壊したら治療費がかかる」と冷たく見下す中、私はようやく3年間の暴力と支配から逃げる決意をする。実は直人の会社は、私が外資系企業を辞め、無給で企画や顧客開拓を担って育てたものだった。それでも私は“何もできない専業主婦”として扱われ続けた。怪我の写真、罵声の録音、400万円の貯金を抱え、深夜便でロンドンへ。そこで網膜剥離の危険を告げられながらも、友人・真歩の助けで仕事と離婚の準備を始める。そして、誰かの名前に隠されていた自分の実績が初めて正当に評価された頃、直人は海の向こうまで私を支配しようと動き始める――。
智美
妻を殴った外交官と2億円の空売り

妻を殴った外交官と2億円の空売り

「外交官の妻として、少しは自覚を持て」――夫・直人は、自宅で私のパジャマを着ていた初恋の女性・彩佳をかばい、私・美咲の頬を平手打ちした。さらに離婚を告げると、「お前の実家を救ったのは佐伯家だ」と二億円の援助まで持ち出し、私が一人では生きられないと思い込んでいた。私は指輪を置き、暴力の証拠を残して静かに家を出る。彼らが知らなかったのは、私が元日本銀行の国際金融専門家で、すでに国際通貨基金ワシントン本部の上級エコノミストとして採用されていたこと。やがて直人は、自分の仕事を陰で支えていた妻の経歴を知り愕然とする。一方、私が海外から調べ始めたのは、三年前に実家の会社が突然資金難へ陥り、その直後に佐伯家が“救済者”として現れた不自然な経緯だった。夫婦になる前から始まっていたある計画の痕跡が、少しずつ浮かび上がってくる――。
佳澄
結婚初夜の義父不倫と20年目の毒殺計画

結婚初夜の義父不倫と20年目の毒殺計画

「ああ、義父さん、そこだめ」――結婚初夜の午前2時、私・ひろしが父・源蔵の寝室で聞いたのは、数時間前まで“生理だから触らないで”と私を拒んでいた新妻・さやかの甘い声だった。彼女は父の莫大な資産目当てで私と結婚し、二人で私を「出来損ない」と嘲笑っていた。だが私は怒鳴り込まない。結婚前、さやかの持ち物から父と同じ高級ネクタイピンを見つけ、不審に思って寝室へ証拠用カメラを仕掛けていたからだ。録画を確認すると、裏切りは父だけでは終わらなかった。さやかが本当に愛している相手は、私の高校時代からの親友・達也。さらに二人のメッセージには、父へ薬を飲ませ、遺産を奪った後は私にも同じことをするという恐ろしい計画が残されていた。妻、父、親友――最も信じた三人に囲まれた私は、何も知らない“無能な夫”を演じたまま、逃れようのない証拠を集める。そして父の元顧問弁護士・神崎から、さやかの過去にまつわるさらに不穏な真実を告げられる――。
孝之
一度も抱かれなかった娘

一度も抱かれなかった娘

出産翌日に姿を消した妻の代わりに、私は男手一つで娘を育ててきた。「母親は抱っこも拒んで逃げた」と言い聞かせ続けて五年。カルテの保管期限が切れ、産院に呼び出された私の前に置かれたのは、妻が失踪直前に提出した母子同室申請書と一枚のガーゼだった。申請書の最下段には私の拒否印が押されており、持ち帰った鞄からこぼれ落ちた布を拾い上げた五歳の娘は、ピンクの刺繍を指でなぞりながら私を見上げた。
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