みかん小説
本棚

毎日のおすすめ

もっと見る +
結婚初夜の義父不倫と20年目の毒殺計画

結婚初夜の義父不倫と20年目の毒殺計画

「ああ、義父さん、そこだめ」――結婚初夜の午前2時、私・ひろしが父・源蔵の寝室で聞いたのは、数時間前まで“生理だから触らないで”と私を拒んでいた新妻・さやかの甘い声だった。彼女は父の莫大な資産目当てで私と結婚し、二人で私を「出来損ない」と嘲笑っていた。だが私は怒鳴り込まない。結婚前、さやかの持ち物から父と同じ高級ネクタイピンを見つけ、不審に思って寝室へ証拠用カメラを仕掛けていたからだ。録画を確認すると、裏切りは父だけでは終わらなかった。さやかが本当に愛している相手は、私の高校時代からの親友・達也。さらに二人のメッセージには、父へ薬を飲ませ、遺産を奪った後は私にも同じことをするという恐ろしい計画が残されていた。妻、父、親友――最も信じた三人に囲まれた私は、何も知らない“無能な夫”を演じたまま、逃れようのない証拠を集める。そして父の元顧問弁護士・神崎から、さやかの過去にまつわるさらに不穏な真実を告げられる――。
孝之
家族はすき焼き、義姉だけが台所で水かけご飯を食べていた

家族はすき焼き、義姉だけが台所で水かけご飯を食べていた

入籍して十二日目、初めて訪れた夫の実家。居間で豪華なすき焼きを囲む中、義姉だけが台所の隅で冷水をかけた残りご飯を喉に押し込んでいた。不審に思う私に義姉が密かに手渡したメモ――指定の喫茶店へ向かうと、そこには夫の「五歳の息子」が待っていた。義母の教唆で婚前から事実を隠し、私の給料をあてにして新婚生活を始めた夫。笑顔の裏に隠された計算を知った私は、一人荷物をまとめ始める。
冷めた割り下の油
日本一情の深い父の裏の顔

日本一情の深い父の裏の顔

妹がサービスエリアで姿を消して5年。全国を巡り「日本一情の深い父親」と称賛される父から、私は古いワゴン車を譲り受けた。だが車内の清掃中、妹の指定席だったシートベルトが事故の衝撃で「4センチ」伸びきっているのを発見する。さらに奥底から見つかったのは、刃物で切断された妹の防犯ブザーだった。父に問いただすと、かつてない冷酷な声で「今すぐ車を処分しろ」と脅され――。私は父の狂気と真実を暴くため、ある決断を下す。
雨の日のワイパー
「月5万払うから」離婚した私に介護を頼む元夫

「月5万払うから」離婚した私に介護を頼む元夫

離婚からわずか三日後、玄関の前に巨大な荷物を抱えた元義母が居座った。新恋人に母親の世話を拒まれた元夫が、前妻の私を「月五万円の都合のいい介護係」として買い戻そうとしていたのだ。親族からの非難を冷徹に拒む私の元へ、やがて元夫の「新しい婚約者」が現れる。彼女の手には、私が家に残してきた十八年分の膨大な通院記録が握られていた。
洗濯機が止まる音
白いメットと二十二年の嘘

白いメットと二十二年の嘘

「涼しくなったら長野へツーリング行こう」モスバーガーで微笑む夫に、私は静かに告げた。「紗理奈さんとどうぞ。七万円のメット、買ったんでしょ?」 二十二年間、夫の裏切りを耐えてきた真奈美。だがガレージで見つけた白いヘルメットを機に、息子の学費預金が解約され、愛人に毎月五万円が送金されていた決定的な証拠が次々と浮上する。 だが真の反撃の切り札は、十九歳の息子が無言で母へ手渡した『ある署名済みの書類』だった――。 凍りつく車内、前を向いたまま震える夫に、真奈美は静かに言い放つ。 「離婚しましょう。いいえ……離婚したいです」
望月 綾香
奪われた十八年の通帳

奪われた十八年の通帳

十八年夜勤、指先をあかぎれで裂き貯めた700万円は、愛人と逃げた夫に奪われ、残されたのは「野垂れ死ね」の嘲笑と30万円の慰謝料だけだった。氷点下の深夜、夫に命じられて洗った車のトランク。その底、スペアタイヤの裏に隠されていたのは、半年前に軽トラックが崖下へ転落した「深夜の領収書」だった——会社で徹夜したはずの夫の、完璧なアリバイが崩れ去る。冷え切った畳の上、私は父の遺した古い権利証と、夫を地獄へ突き落とす殺意の証拠を握りしめた。
泥染みの袖

みんなが読んでいます

人気ランキング

もっと見る +
四十二歳の妊婦を捨てた機長と二十年後の息子

四十二歳の妊婦を捨てた機長と二十年後の息子

42歳でようやく授かった命を告げた日、15年間連れ添った夫・翔は喜ぶどころか、「今更妊娠?」と冷たく言い放った。さらに彼が選んでいたのは、私より15歳若い後輩CA・結衣。探偵の調査でホテルへ入る決定的な証拠を掴んだ私に、翔は「若い女の方がいい」「勝手に産むなら自分で育てろ」と離婚届を突きつけ、養育費すら拒んだ。不妊治療の苦しみも、夫婦で重ねた15年も、彼には何の価値もなかったのだ。傷つきながらも、私はお腹の子を守るため離婚を受け入れ、母として一人で生き抜くことを決意する。それから20年――空港で再会した翔の前に、パイロットの制服をまとった一人の青年が現れる。かつて捨てた命がどんな未来を掴んだのか知った瞬間、翔の顔から余裕が消えていく――。
千夏の夜話
失明を装った夫と結婚詐欺女の末路

失明を装った夫と結婚詐欺女の末路

結婚してわずか一か月、夫・レンは「このままでは失明する」と告げられた。私は仕事も家事も背負い、彼の目となり足となって支え続けた。ところが預金口座から金が消え、大切なアクセサリーやブランド品まで次々と紛失する。警察に「身内の犯行では」と言われても、目の見えない夫だけは疑えなかった。そんな半年後、通院先で新しい医師から告げられたのは、「ご主人は失明していません」という衝撃の事実。さらにレンには、過去に結婚詐欺を疑われた経歴まであった。愛も献身もすべて嘘だったのか。私は何も知らないふりをして夫を警察署へ連れ出し、その演技を暴く。そして奪われた金と人生を取り戻すため、離婚と法的な反撃を決意する。だが捜査の先には、レンが私と結婚する以前から続いていた、もう一人の女との恐ろしい計画が隠されていた――。
小春の夜話
臨月に捨てられた女医、18年後の審判

臨月に捨てられた女医、18年後の審判

妊娠10ヶ月の臨月を迎えた夜、エリート医師の夫・俊彦は「愛人が跡継ぎの男児を身籠もった。高齢のお前が産むのはどうせ障害児だ」と哄笑し、離婚届を突きつけて私を極寒の路頭へ叩き出した。12年の不妊治療の末に授かった命を呪われ、医師のキャリアも奪われた私。だが18年後、地方病院のロビーで零落した元夫と愛人に再会する。悪態をつく元夫に対し、私が「そこの世界的天才バイオリニスト、私の娘ですが」と告げた瞬間、屈強な男が現れて――。
白瀬 唯
三億円を迫った夫と偽造DNA

三億円を迫った夫と偽造DNA

「浮気したあばずれ女だ。慰謝料3億円払え」――5歳の息子がO型だと判明した瞬間、AB型だと信じていた夫は私の不貞を決めつけた。病院での取り違えを疑う私の言葉には耳も貸さず、夫は義母と共に私を罵り、息子の髪まで無理やり抜いてDNA鑑定を強行。さらに「親子関係なし」という結果を突きつけ、病気の息子ごと家から追い出した。長年、学歴を理由に私と息子を虐げてきた義母を、それでも信じ続けた夫。その裏切りに心が切れた私は、実家へ戻り家族と反撃を決意する。だが義実家で再び3億円を要求されたその時、海外から帰国した兄が現れた。「その鑑定結果、一致するわけないよ」――兄が再生した一つの録音から、夫と義母が仕組んだ計画、そして血液型に隠されたさらに深い秘密が崩れ始める――。
小春の記録
「卵も産めない」妻を捨てた夫の11年

「卵も産めない」妻を捨てた夫の11年

「これで終わりだ。後悔するなよ」――市役所で離婚届に署名した夫・浩司は、愛人・愛子と生まれたばかりの息子を迎えに行くため、私・みさを「子供も産めなかった疫病神」と嘲笑った。さらに義両親へ毎月32万円を渡し、家族カードまで使わせてきた私に、「佐藤家の金とはもう無関係だ」と勝ち誇る。ならば、その言葉どおりにしよう。私はその場でカードと送金をすべて停止する。直後から義家族の電話は鳴り止まず、愛人の産後ケアホテル代150万円さえ払えない事態に。だが彼らはまだ知らない。自分たちが暮らす世田谷の豪邸も、浩司が乗り回す高級車も、彼が会社で築いたと誇る地位さえ、決して佐藤家のものではなかったことを。私は弁護士と監査資料を手に、5年間黙って見過ごしてきた“金の流れ”を一つずつ清算し始める――。
奈々子
母の通帳に記された450円の謎

母の通帳に記された450円の謎

「毎月5万円の仕送りが、なぜ450円に……?」大病院で働く息子からの仕送りを頼りに、築40年のボロアパートで寒さに震えながら暮らす80歳のしず子。夫の遺した100万円の貯金箱も突如として姿を消し、息子の妻・花江からは「お前の頭がおかしくなった」と罵られ、連絡さえ絶たれてしまう。極限の寒さと飢えの中、ついに栄養失調で雪の中に倒れ込んだしず子。病院のベッドで知らされたのは、息子の「5万円を渡していた」という言葉と、嫁が隠し続けていた恐るべき裏切りの真実だった。失われた絆と隠された通帳の秘密、そして極悪な嫁に下る裁きとは――?
田中 誠

おすすめ作品

毎日更新

もっと見る +
結婚3週間前、私のマンションを「弟に10%譲れ」と言った婚約者

結婚3週間前、私のマンションを「弟に10%譲れ」と言った婚約者

挙式を3週間後に控えた夜、婚約者が平然と言った。「弟の顔を立てるため、この家の10%を共有名義にしたい」。父が買ってくれた私単独の家を勝手に約束され、私はその場で招待状を引き裂いて男を追い出した。だが翌日、焦った弟から届いたのは「名義が無理なら現金で」という不可解な要求。見栄のはずの名義に、なぜ今すぐ金がいるのか。不審を抱いた私は、男たちが隠す企みの調査を始める。
鍵穴の微熱
実母の50万円、義母の500万円

実母の50万円、義母の500万円

実母のがん手術費五十万円を「正気か」と拒んだ夫が、わずか十五日後、義母の急病を理由に「今すぐ五百万円出せ」と縋ってきた。不審に思い「病院へ直接払う」と告げると夫は激しく動揺する。急ぎ駆けつけた病院で告げられたのは命に別状がないという事実と、夫の鞄に隠されていた高級高齢者住宅の申込書だった。夫が妻の貯金に執着する裏には、実家を巡る計算が潜んでいた。
曇ったガラスの底
検事採用面接の朝、夫は「妹のために辞退しろ」と言った

検事採用面接の朝、夫は「妹のために辞退しろ」と言った

検事任官の最終面談の朝、台所から義母の「あの子を行かせないで」という囁きが聞こえた。夫は「分かってる」と応じ、私に嘘をついて引き止めようとする。無関係な義妹の教員採用と、勝手に消えた共有貯金48万円。家族の絆を盾に差し出された契約書には、妹のためなどではない、夫の最も醜悪な裏切りが隠されていた――。
三番線の靴音
夫の親孝行は、私の持ち家でした

夫の親孝行は、私の持ち家でした

同居を始めた義母が「古い家は不便」と溢すなか、勤務中に不動産会社から突然の電話が入る。独身時代に私が自力で購入・完済した持ち家が、夫によって勝手に売却査定に出されていた。問い詰めず調べを進めると、夫の鞄から新築マンションの間取り図が見つかる。そこには義母だけでなく、無職の義弟夫婦の部屋まで赤ペンで囲まれていた。夫が私の資産を換金してまで手に入れようとしているものの正体とは。
西日のあたる廊下
花嫁が逃げた祝言で、毒を盛られた若旦那が選んだ女中

花嫁が逃げた祝言で、毒を盛られた若旦那が選んだ女中

婚礼当日、花嫁に逃げられた大庄屋の跡取り・道源は、死を待つほど衰弱した身で、屋敷一卑しい“耳が聞こえず口もきけない”女中・お染を突然妻に選ぶ。 その夜、お染は道源の薬へ白い毒の粉を混ぜる権蔵を目撃。実は道源の叔父・庄兵衛が莫大な家産を奪うため、甥を病死に見せかけて殺そうとしていたのだ。 だが誰も知らなかった。お染は本当に聾唖なのではなく、罪人の娘として追われるため身分を隠した名医の一人娘で、幼い頃から毒と薬を見分ける術を身につけていた。 毎晩薬をすり替え、密かに解毒を続けたことで道源は奇跡的に回復する。追い詰められた庄兵衛は今度こそ道源を殺し、その罪をお染へ着せようとするが、処刑寸前、共犯者・権蔵が突然すべてを白状する――。
秋月 澪
サンダル履きの妻を、夫が売る日

サンダル履きの妻を、夫が売る日

「ずいぶん貧乏くさい格好ね」休日の食堂でサンダル姿の私を見下し、十八年守り抜いた顧客を渡せと命じる見知らぬ女。直後、夫から「母さんが紹介した子に全部譲ってやれ」と電話が入る。私の汗と実績を「年増の雑用」と笑う義家族。だが、女が提出した企画書のデータを洗った瞬間、背筋が凍る。無能と見下されていた私の信用を踏み台に、夫が裏金を吸い上げる計画が仕組まれていた。
終點の各駅停車

購読リスト