定年後、毎週孫の世話と手料理で家族を支えてきた私。だがある土曜、夫が突如孫の椅子を隠し「明日から娘を家に入れるな」と言い放つ。翌日、施錠されたドア越しに娘が「もうお母さんに話した?」と叫び、私だけが蚊帳の外だった事実が露わになる。問い詰めた私の前に突き出されたのは、二ヶ月前に娘が組んだ『週五日の育児シフト表』と、夫が裏で破棄した夫婦旅行の解約通知だった。月末の退去期限が迫る雨の夜、赤ペンを握る私の前で、家族の欺瞞が剥き出しになる。
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