みかん小説
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"無償シッター扱いの母" 第6話

38度5分のと、破られた同窓会の約束

「お試し」の週が始まって目の曜、私の体はすでに鳴をげていた。

朝に起きて朝を作り、洗濯を回回し、夕飯のごしらえを済ませる。

ここまでは、これまでの主婦の活と変わらない。

問題は、午だった。

「お母さん、悠斗のお迎え、半ジャストにってね。分でも遅れると延料取られちゃうから!」

昼休みに理から送られてきた矢のようなLINEに急きてられ、私は自転のペダルを必に漕いだ。

半ばのたいが頬を刺す。退職してからすっかり落ちてしまった太ももの筋肉が、坂を登るたびに鉛のようにく軋んだ。

園に着けば、元気を持て余した園児たちが駆け回る喧騒が待っている。

「おばあちゃん、今ね、そうちゃんにブロック取られた!」

泣き喚く悠斗の靴を履かせ、たい通園バッグと着替えの詰まったきな提げを肩にい込ませ、を引いて歩く。

途、悠斗がお友達のを引っ掻いてしまったと保育士から告げられ、私は保護者でもないのに、玄関先で々と度もをげた。

そして、事件は曜の正午に起きた。

そのは、私が半もから待ちにしていただった。

の職の同期で、同じく定を迎えた友とのランチ会だ。

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座のし贅沢なイタリアンを予約し、お気に入りの紺のワンピースに袖を通し、ファンデーションを丁寧に塗ってバッグを持った。

玄関の靴べらにを伸ばした、まさにその瞬だった。

ピロリロリン、とけたたましい着信音が鳴り響いた。画面には『ひまわり保育園』の文字。

嫌な予で喉が引き攣った。

「……はい、千恵です」

『あ、悠斗くんのおばあちゃんですか!? お母さんに何度もお話したんですが繋がらなくて! 悠斗くん、おが度分までがってしまって……今すぐお迎えに来ていただけますか!?』

「えっ……あの、母親の職には……」

『何度もおかけしたんですが、会議なのか留守になってしまって! 今、悠斗くんぐったりして泣いてるんです!』

のが真っになった。

私は震える指で友たちにキャンセルのメッセージを送り、予約していたに話を入れて平謝りした。直キャンセル料として、コース代の満額が私のクレジットカードから引き落とされる通が虚しく画面にった。

急いでワンピースを脱ぎ捨て、ヨレヨレのセーターに着替えてタクシーを拾った。

保育園の医務で、悠斗は真っ赤な顔をして荒い息を吐いていた。

「おばあちゃん……さむい……」

私を見るなり、さな腕を伸ばしてしがみついてくる。

そこからが本当の獄だった。

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児科の待は邪引きの子どもたちで溢れかえり、診察を受けるまでに待たされた。

体キロ。歳の男の子の体は、抱き続けるにはあまりにもい。

座れる子もなく、壁に寄りかかりながら、でうわ言を繰り返す孫の背をトントンと叩き続けた。

蛍灯のいが、チカチカと私の目を焼く。

ようやく診察を終え、薬局で座薬と薬を受け取り、タクシーで自宅に帰り着いたのは夕方の過ぎだった。

ベッドに悠斗を寝かせ、えピタを額に貼り、ようやく息つこうとちがった、その瞬。

ピキッ、と腰の奥で乾いた音がした。

「……っ!」

激痛が腰から太もも、ふくらはぎへと稲妻のようにり抜けた。

私は息を吸い込むことすらできず、そのに両をついて崩れ落ちた。

畳に顔を押し付けたまま、脂汗が額から滲みる。

計を見れば、まだ曜の夕方だった。

週の、たった半分しか過ぎていなかった。

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