妻が消えて三か月、届いた一枚の圧着ハガキ。それは一度も聞いたことのない千葉の月極駐車場から届いた、妻名義の賃料督促だった。駆けつけた127番区画には、埃を被った見知らぬ車と、昔妻に贈ったマフラー。管理人が差し出したのは、失踪から四十六日目に妻が残した「弟には知らせるな」という殴り書きだった。なぜ妻は姿を現したのか。その直後、何も知らないはずの弟から着信が入る。「兄貴、あの車見つかったの?」――狂い始める日常の記録。
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