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盗撮で脅した夫と1億円超の301号室

盗撮で脅した夫と1億円超の301号室

和美 完結 30

「60にもなって、息子みたいな年の若造と何してるんだ!」――15年以上、夫・圭一から家政婦と集金人のように扱われてきた60歳の私・かずみ。実家から相続したアパートの301号室には、41歳の溶接工・たけしが暮らしていた。孤独と傷を抱える者同士、少しずつ心を通わせた私たちは、ある雨の日ついに一線を越えてしまう。ところが予定より早く帰宅した圭一に現場を見られ、彼は果物ナイフまで持ち出して逆上。さらに離婚と引き換えに、私名義のアパートまで奪おうと脅してきた。だが、たけしは圭一の違法増築を知っており、部屋に残された置き時計からは思いもよらない“記録”まで見つかる。長年夫の顔色だけを見て生きてきた私は、その証拠を手に弁護士のもとへ向かう――。

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