"盗撮で脅した夫と1億円超の301号室" 第3話
私が唸りながら体をひねった、その瞬だった。
古い子がギシッと音をて、私の体がバランスを崩した。
で見ていたたけしさんが驚き、慌ててを伸ばした。
「さん、危ない」
しかし、私の体はすでにろに傾いていた。
私はわず鳴をげた。
「きゃっ」
に落ちるだろうとい、私はぎゅっと目を閉じた。
しかし、いの代わりに、何かフカフカでいものが私の背を支えてくれた。
から、配そうな声がってきた。
「丈夫ですか?」
目をけると、たけしさんが私をろから抱き抱えるようにして支えていた。
でも、その体勢がとても奇妙だった。
私は子の、彼はのにいた。
そのため、私のお尻がちょうど彼の胸のさに当たっていたのだ。
彼が倒れる私を捕まえようとして、両腕で私の太ももとお尻の辺りをしっかりと抱きしめている格好になったのだ。
その瞬、部のに静寂が流れた。
私のいズボンに、彼のきく分いのひらのがそのまま伝わってきた。
まるでに当てられたようにかった。
そして私の背に触れている彼の胸が、ドクドクと規則正しく、しかし非常にく脈打っているのがじられた。
夫とは10以も触れっていなかった。
見らぬ男。
それもあんなに力に満ちた若い男の体温が私のお尻に密着したのは、本当に数ぶりの来事だった。
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鳴をげなければいけないのに、議とがきなかった。
むしろ、その頑丈な腕に抱かれているという事実がもたらす奇妙ながあった。
そして腹部の奥くでうずくような、慣れないむがゆさに識がのいた。
私はのでく戸惑った。
この男、どうしてこんなに体がいの。
そのい瞬が、永のようにじられた。
たけしさんのい吐息が私の太ももにかかり、産毛が逆った。
その、彼がはっとしてをした。
彼は顔を真っ赤にして、歩ろにがった。
「す、すみません。怪をされるかとって」
私もそれでようやくに返った。
顔が照って、破裂しそうだった。
私は慌てて線をそらし、震える声で答えた。
「ああ、いいえ。おかげで怪をせずに済みました」
私は慌てて子からりた。
がふらついて、真っ直ぐにっているのがやっとだった。
さっきじたいの触が、お尻に刻印のように残っているかのようだった。
私は逃げるように301号をにした。
自に戻り、米を研ぎながらも、私ののはその瞬のことでいっぱいだった。
たいにをつけているのに、お尻に残るその照るようなは、なかなかめようとはしなかった。
私は自分自を叱りつけるように呟いた。
「どうかしてるわ」
60にもなって、息子のような齢の独男性にときめくなんて。
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私は自分を叱ってみたが、その夜、私は眠ることができなかった。
隣でいびきをかいている夫の背を見ていると、どうしても301号の男のあのクマのような体格としげな目がいされるのだ。
そして、私の体を包んだその腕の力が鮮に蘇ってくる。
でも、そのはらなかった。
そののあのスキンシップは、これから起こるきな来事のほんのさな始まりに過ぎなかったということを。
数、アパートの駐でその男の本当の姿を目撃するまでは。
私の涯の常識を覆したその衝撃な景を、私はまだ像することさえできていなかったのだ。
翌朝のことだった。
夫は嫌そうに目を覚ますなり、リュックを背負って玄関に向かった。
「ちょっとをパトロールしてくる」
夫は毎週末、にって気力をもらってこなければならないと言っては、を歩き回るだった。
夫は靴を履きながら、私に背を向けたまま言った。
「ってくる。夕方に友達と杯やってくるから、待たずに寝てろ」
夫がていくとすぐに、私はとぼとぼとリサイクルゴミを集めて1階へりた。
すると、アパートの入りの方で騒がしい声が聞こえてきた。
私はを止め、声のする方へと線を向けた。
「おじさん、ここにをめたらどうするんですか?」
相を咎めるような声が響いた。