"盗撮で脅した夫と1億円超の301号室" 第4話
「のがられないじゃないですか」
聞き慣れた声だった。
301号のたけしさんだ。
目を向けると、彼がアパートの駐の入りを塞いで、見慣れないと揉めているところだった。
しかし、その姿が私の目を瞬で釘付けにした。
たけしさんは古びたのスウェットパンツに、は伸び切ったいランニングシャツ1枚だけを羽織っていた。
11の晩のがかなりたいだったのに、彼は寒い気配つなく汗をかいていた。
の持ち主は、見してヤクザのような男だった。
男はからりてきて、たけしさんを凄みのある目で睨みつけた。
「おい、お何様でをどけろだの言うんだ。体格がでかけりゃいいってもんじゃないんだぞ」
男がたけしさんの腹を指でツンツンと突きながら、因縁をつけていた。
しかし、たけしさんは微だにしなかった。
むしろ、男の首を軽く、本当にか細く、まるで羽虫を払うようにポンと払いのけた。
ところが、そのポンという力で、男がうめき声をげてよろめいたのだ。
男はそのままろに押しやられてしまった。
たけしさんはたく、岩のようにい声で言った。
「言葉で話してください。通報するに」
男はたけしさんの腕の筋肉とを見ると、尻尾を巻いてに乗り込んだ。
そして、逃げるようにっていった。
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私はゴミ袋を持ったまま、呆然とその景を見つめていた。
私の夫は、所の子供たちがうるさくしていても、にて言も言えず、部のでブツブツ言うだけのだ。
しかし、この男は違った。
自分の縄張りを守っているかのようだった。
頼もしいというのは、こういうじなのだろうか。
その、たけしさんが私に気づき、表をパッとらげてづいてきた。
さっきまでの恐ろしい顔はどこへやら、再び純朴な青の顔に戻っていた。
彼は私に向かって軽くをげた。
「さん、おかけですか?うるさかったでしょう」
彼は気まずそうにをかいた。
「すみません」
彼は汗を拭いながらニカッと笑った。
汗で濡れたいランニングシャツが彼の半にぴったりと張り付き、ゴツゴツとした筋肉の筋があらわになっていた。
広い肩と頑丈な胸。
それはまるで、力い命の塊を見ているようだった。
彼は私の元を見て、優しくを差しした。
「ゴミ捨てですか?伝いますよ」
彼が私のに持っていたリサイクル用のカゴをひったくるように取ると、ゴミ捨てへズンズン歩いていった。
私は彼の広い背をぼんやりと見つめながら、そのを追った。
その瞬だった。
彼がゴミを置くために、かがんで腰を落とした。
その、お尻と太ももの筋肉がピンと張り、彼が履いていたいのスウェットパンツがにぐっと寄った。
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そして、私は見てしまったのだ。
私はわずち止まり、両でを覆った。
「あら」
のスウェットパンツは、元々体のラインがやすいとは言う。
しかし、これはそんなレベルではなかった。
彼のの、いパンツのが耐えきれないかのようにパンパンに張っていたのだ。
単にきいというだけではない。
何かずっしりとしたものが入っているかのように、詰まって見えた。
私は息が詰まった。
それは普段はすら識しない部分だったが、たけしさんのそれは、そのがとてつもなかったのだ。
彼が歩く度に、そのずっしりとしたみがじられるようだった。
私は顔が照って、どこか穴があったら入りたい気分だった。
60ので男の体を見て、これほど衝撃を受けたのは初めてだった。
怖いと同に、奇妙な好奇が私を包み込んだ。
あんな男は体どんなじなのだろうか。
たけしさんは私の線に気づかず、るく笑いながら戻ってきた。
彼は空のカゴを私に差しした。
「全部捨てましたよ。さん、空のカゴです」
私はに返り、慌ててカゴを受け取った。
「ああ、ええ。ありがとう」
私は線をそらし、必に平常を装った。
私の目がどうしても彼のパンツの方に向かおうとするのを、必にこらえるのに脂汗がるほどだった。
彼はし申し訳なそうな顔をして、をいた。