"盗撮で脅した夫と1億円超の301号室" 第5話
「あの、さん。もしに余っているお漬物とかありませんか?販のものはどうもにわなくて」
彼の言葉が、よくに入ってこなかった。
私ののは、さっき見た衝撃なシルエットで杯だったからだ。
私は顔を赤くしたまま、で答えた。
「ええ、あるわ。あとで持っていくわね」
私はわずお漬物をあげると約束し、逃げるようにに戻った。
臓がドキドキして破裂しそうだった。
蔵庫からお漬物の容器を取りすが、ガタガタと震えた。
私はキッチンにち尽くし、自分自に言い聞かせた。
「私、どうかしてる」
あんなところをどうして見てしまったんだろう。
いや、見違えたんだわ。
の体があんなになるわけがない。
必に否定しようとしたが、その姿はらかにきている男のものだった。
しばらくして、私は呼吸をし、お漬物の容器を持って3階へりた。
301号のドアのにち、し声を張った。
「いらっしゃいますか?お漬物持ってきましたよ」
何の返事もなかった。
からは、シャワーの音がサーッと聞こえていた。
ドアがしいていたので、私は卓のに置いてようとい、そっとに入った。
湿気った浴の匂いと、見慣れない男のスキンケアのりが混じりい、妙な雰囲気を醸ししていた。
お漬物の容器を卓に置き、ちょうど背を向けようとしただった。
広告
浴のドアがカチャリといた。
タオルでを拭きながら、たけしさんがてきた。
「ああ、さん。もういらしたんですか?」
しかし、私はそのに凍りついてしまった。
シャワーを浴び終えたばかりの彼は、糸本まとわず、腰にいタオル1枚だけをひょいと巻いているだけだった。
私は息をみ、ずさりをしそうになった。
「あら」
私が顔を背けようとしたのに、私の目はすでに壊れたかのように1箇所に固定されてしまった。
彼の半は、本当に彫刻のようだった。
に濡れてる麦の肌が、がっしりとした肩と荒々しい雰囲気を醸ししていた。
しかし、問題はそこではなかった。
私の線は、彼の腰に巻かれたそのいタオルに釘付けになっていた。
さっき駐で見たのは、本当に予告編に過ぎなかった。
タオル1枚では到底隠しきれない。
むしろ隠されているからこそ、そのがはっきりと分かるボリュームだった。
彼の腰の辺りでモッコリと盛りがったタオルの形は、本当にすごいものだった。
タオルが今にも解けてしまいそうで、危なっかしく見えた。
たけしさんは私の線に気づき、慌てて片でタオルを押さえ、もう片方ので部をかいた。
「すみません。を着るもなくいらしたので、ちょっと見苦しいですよね」
広告
私は言葉を失い、首を横に振ることしかできなかった。
「見苦しいですって?え、それは見苦しいのではなく……」
本当に言葉もなかった。
男というき物があんなにもなれるのだという驚きだった。
私は慌てて線を井に向けた。
「ああ、いいえ。私が急に来すぎたみたいね」
私は乾いた唾をごくりとみ込み、やっとをいた。
の力が抜け、座り込んでしまいそうだった。
彼は気まずそうに線を泳がせ、キッチンの方へ向き直った。
「をしみます。喉が渇いて」
彼が蔵庫の方へ体を向けた、その瞬だった。
とんでもないことが起こった。
彼が蔵庫のドアをけようと腕を伸ばし、腰をひねった拍子に、緩く結ばれていたタオルの結び目がそのきに耐えきれず、するりと解けてしまったのだ。
彼は慌てた声をしたが、もう遅かった。
ポトッという音が聞こえた。
そしてその瞬、私は息が止まるかとった。
が真っになる気分だった。
きてきて、あんな景をどう見ればいいのか分からなかった。
わず目をそらしてしまうほどの凄まじい気迫がじられた。
普通の女の体であんな男を受け入れたら、果たして耐えられるのだろうか。
極度の緊張と共に、言葉では説できない奇妙な好奇が私の腹部を直撃した。
たけしさんは鳴のように叫び、慌ててに落ちたタオルを拾ってを隠した。
「す、すみません。