義父を五年看取った四十九日の翌日、夫は若い愛人と赤ん坊を連れ込み「子供も産めなかったお前は家族じゃない」と私を追い出した。二十六年の婚姻を否定され、荷物を抱えて立ち尽くす私の前に、制服姿の十七歳の少女が息を切らして駆け込んでくる。少女は私の腰にしがみつき、泣きじゃくりながら顔を上げた。「お母さん、やっと会えた」。
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