みかん小説
本棚
みかん小説 / 介護 / 介護を奪われた私へ「お母さん、やっと会えた」
介護を奪われた私へ「お母さん、やっと会えた」

介護を奪われた私へ「お母さん、やっと会えた」

夕暮れのアイロン台 完結 2

義父を五年看取った四十九日の翌日、夫は若い愛人と赤ん坊を連れ込み「子供も産めなかったお前は家族じゃない」と私を追い出した。二十六年の婚姻を否定され、荷物を抱えて立ち尽くす私の前に、制服姿の十七歳の少女が息を切らして駆け込んでくる。少女は私の腰にしがみつき、泣きじゃくりながら顔を上げた。「お母さん、やっと会えた」。

今すぐ読む