15年女手一つで育て、家賃の足しにと毎月送り続けた5万円。だが息子の挙式当日の控室、スマホに光ったのは、私を捨てて逃げた前夫の介護施設へ三年間にわたり全額自動送金されていた履歴だった。「誰も傷つけないための嘘だ」と取り繕う息子だが、新居からは百五十万の借金督促状まで見つかる。父親の介護費増額という現実が迫る中、全ての支援を断たれた息子を前に、逃げ場のない一つのテーブルで四人が顔を突き合わせる――。
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