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夫の葬儀で別の男を父と呼んだ息子

夫の葬儀で別の男を父と呼んだ息子

乾かないタオル 完結 47

急死した夫の葬儀の場で、十二歳の息子が見知らぬ男に抱きつき「お父さん」と泣き叫んだ。夫の生前の言いつけを守り口を閉ざす息子を問い詰めると、押し入れから私だけが知らない過去のアルバムが見つかる。その男はかつて夫と起業し、幼い息子の父親代わりを務めていた旧友だった。夫を裏切って絶縁されたはずの男と、亡き夫に内緒で連絡を取り合っていた息子。「大人が喧嘩したからって、僕の思い出まで消すの?」と泣く息子を前に、私は亡き夫が遺した憎しみの境界線に立ち尽くす。

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