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3ヶ月開けなかった白い封筒と流産した妻

3ヶ月開けなかった白い封筒と流産した妻

美穂 完結 579

「その女をずっと抱きしめていればいい。私は今日からあなたの妻を辞める」――夫・啓介の会長室を訪れた桜が目にしたのは、秘書・リナを抱きしめる夫の姿だった。10年近く彼を愛し、傾いた会社を立て直すため自分のキャリアも睡眠も削り、陰で戦略案まで作ってきた桜。それでも啓介は妻の献身を当然と思い、「感情的になるな」と切り捨てる。もう限界だった。桜は署名済みの離婚届を残し、共同口座や連絡先を整理して姿を消す。啓介は「数日で戻る」と高を括るが、彼女が消えた途端、家庭だけでなく会社でも、自分がどれほど桜に支えられていたかを思い知らされていく。そして机の奥には、桜が「読まなければ一生後悔する」と告げた白い封筒が残されていた。その中には、彼が決して知らなかった“あの日”の真実が眠っていた――。

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