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15年間の車椅子詐欺、夫の足が立った日

15年間の車椅子詐欺、夫の足が立った日

藤堂 凜 完結 1112

「もうやめた、バカバカしい」 15年間、下肢麻痺の夫・弘明を献身的に介護し続けた直子。だが、通院先の玄関で拾った一枚の診察券がすべての仮面を剥がした。そこに記されていた病院は10年前に統合移転し、元担当医は「ただの軽い捻挫だった」と証言。弘明は同情と仕送りをむさぼり、浮気と詐欺を重ねていたのだ。 冷徹に車椅子から手を放した直子。パニックに陥り、思わず自分の足で立ち上がった夫は、見苦しい言い訳を吐き捨てて愛人のもとへ走り出す。 しかし、その直後に待ち受けていたのは、階段からの転落による本物の両足複雑骨折と、15年分の巨額慰謝料請求だった。 「さて、本当の地獄はこれからよ——」

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