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"15年間の車椅子詐欺、夫の足が立った日" 第5話

……なんと、弘は驚くことを言い始めたのだ。――なお子に介護してほしいと頼んだ覚えはないぞ。おが勝に好きで、俺の世話を焼いていたんだろう?

……憎らしい。 15の介護活の苦労が、馬灯のように私のをよぎる。 自己満だったというのか? のすべてをゴミのように踏みにじられた瞬だった。

さてと、どうするかな。 弘は、自分のでひょいとがり、もう子を見ることもなく、ややかに言った。 とりあえず……あいつのところへ、顔をすか。

そう言って、彼は私を置いて、自分のでトボトボと、しかし普通に歩いて病院の敷へとっていこうとした。

(あいつ……? あいつって誰よ?) 私ので、数々の点と線が繋がる。 ホステスの女。隣町のスーパー。 ――あいつのところへく、ということは、義実に逃げるに、あるいはそのに、あの女のところ、あるいは「の無」の実を別につけているのだ。いや、義実に甘えにく気だ。義両親は弘に甘いから、また「妻に捨てられた障害者のな息子」を演じるつもりだ。

私は、をUターンさせ、彼より先に、あるいは彼のあとを追って、義実へと向かった。 正確には、私が先回りして義実で待ち伏せる。

古いの引き戸をけ、私はった。 突然すみません……お義父さん、お義母さん、切なお話があるんです。

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急にで現れた私の刻な顔を見て、畑仕事着の義父と、エプロン姿の義母が驚いたようにを止めた。 直子さんがへ来るだなんて、珍しいな。弘がどうかしたのかい?

私は呼吸をし、15の嘘、そして今の病院での修羅、林田医師の証言、彼が自分のって歩ける健康な肉体であることを、句偽りなく打ちけた。

なんだと……?

義父の顔から血の気が引いた。 そんなバカな……俺たちは、15もあいつのために、わずかなと農作物の稼ぎから、毎数万円の仕送りを送り続けていたんだぞ……!

義母の柄な肩が、ガクガクと震えだす。 そうよ……弘があんな体になってしまったから、私たちも無理をして働いて、仕送りをしていたというのに……!

だが、義族の元へは、私がで連絡を取りっていた林田医師も同してくれていた。 残ながら、直子さんの話は本当です。こちらの男性はどなたですか? 軽減そうな顔で俯く母に、私は林田医師を紹介した。 こちらの方はお医者さんです。15、弘を診察してくれた方ですよ。

最初は私の話を信じてくれなかった義両親だが、林田の話にを傾ける。 15、弘さんは捻挫で私の元を訪れました。そしてこんなでは活できないから障害を追ったとして診断いて欲しいと頼まれたのです。

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もちろん断りましたが、まあ……林田医師が根気よく説を続けたおかげで、やっと義両親は私の話を信じてくれた。 そして、弘騙されていたことをった義両親はした。 あいつ体どういうつもりだ? 本当に許せないわ。 15も。

そこへ何もらない弘が帰宅する。 ただいま、話があるんだ。

のん気に帰宅したひを玄関先で義両親が鬼の層で迎えた。 おい、弘。 義父は弘の顔を見るなり鳴りつける。 え、どうしたんだよ、とも。そんな怖い顔して。

そんなひに義両親は言った。 話は聞いたぞ。息子ながら信じられないわ。お母さんはしい。

普段は自分に甘い両親の様子がいつもと違い広はうろえる。 おお、どうした? 何があった? うるさい。これ見しに子なんか使いやがってお本当は歩けるんだろう。 そうよ。私たちっているんだからね。

義両親からそう告げられたひは驚く。 え、なぜそれをっているんだ?

その言葉に義母は涙ながらに言った。 私たちはあなたのために老体に鞭打って働いていたというのに趣も贅沢もしてないをやりくりしてあなたに仕送りをしていたのよ。 そうだぞ。親を騙しやがって。

り狂う両親に弘は何も言えなかった。 2度とうちの敷をまたぐな。 父はそう言うと弘を追い返してしまう。

には広のあやぽんがいた。 私に普通に歩けることがバレてしまい、き直ったひはこれをに私を捨ててのあやぽんと再婚しようと考えていたのだ。

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