"15年間の車椅子詐欺、夫の足が立った日" 第12話
とごねられましたが、さすがに医学根拠がないのでできませんからね。
つまり、みんなから気を使ってもらえて、お世話をしてもらえて、しかも働かずに楽ができるのをいいことに、弘は15も「歩けないふり」を完璧に続け、私を、そして義両親を欺き続けていたのだ。
おい……! ばらすなよ、林田! の過を、こんなでペラペラと……! そう言うと、弘は林田医師に向かって逆ギレしてちがろうとした。
よくもまぁ、こんない、嘘をつき続けて……私と、ご両親がどんないであなたの世話をしてきたとっているの……!
私は、りと軽蔑のあまり、声が震えた。 みんなので林田医師にすべてを暴かれた弘は、き直るように両を広げた。
なんだよ、文句あるか? そして、私のほうを向いて、吐き捨てるように言った。 おが勝に勘違いしただけだろ。俺はただ子に乗っていただけだ。……なんと、弘は驚くことを言い始めたのだ。――なお子に介護してほしいと頼んだ覚えはないぞ。おが勝に好きで、俺の世話を焼いていたんだろう?
……憎らしい。 15の介護活の苦労が、馬灯のように私のをよぎる。 自己満だったというのか? のすべてをゴミのように踏みにじられた瞬だった。
さてと、どうするかな。 弘は、自分のでひょいとちがり、もう子を見ることもなく、ややかに言った。
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とりあえず……あいつのところへ、顔をすか。
そう言って、彼は私を置いて、自分のでトボトボと、しかし普通に歩いて病院の敷へとっていこうとした。
(あいつ……? あいつって誰よ?) 私のので、数々の点と線が繋がる。 ホステスの女。隣町のスーパー。 ――あいつのところへく、ということは、義実に逃げるに、あるいはそのに、あの女のところ、あるいは「の無」の実を別につけているのだ。いや、義実に甘えにく気だ。義両親は弘に甘いから、また「妻に捨てられた障害者のな息子」を演じるつもりだ。
私は、をUターンさせ、彼より先に、あるいは彼のあとを追って、義実へと向かった。 正確には、私が先回りして義実で待ち伏せる。
古い本の引き戸をけ、私はにった。 突然すみません……お義父さん、お義母さん、切なお話があるんです。
急にで現れた私の刻な顔を見て、畑仕事着の義父と、エプロン姿の義母が驚いたようにを止めた。 直子さんがでがへ来るだなんて、珍しいな。弘がどうかしたのかい?
私は呼吸をし、15の嘘、そして今の病院での修羅、林田医師の証言、彼が自分のでって歩ける健康な肉体であることを、言句偽りなく打ちけた。
なんだと……?
義父の顔から血の気が引いた。
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そんなバカな……俺たちは、15もあいつのために、わずかなと農作物の稼ぎから、毎数万円の仕送りを送り続けていたんだぞ……!
義母の柄な肩が、ガクガクと震えだす。 そうよ……弘があんな体になってしまったから、私たちも無理をして働いて、仕送りをしていたというのに……!
だが、義族の元へは、私がで連絡を取りっていた林田医師も同してくれていた。 残ながら、直子さんの話は本当です。こちらの男性はどなたですか? 軽減そうな顔で俯く母に、私は林田医師を紹介した。 こちらの方はお医者さんです。15、弘を診察してくれた方ですよ。
最初は私の話を信じてくれなかった義両親だが、林田の話にを傾ける。 15、弘さんは捻挫で私の元を訪れました。そしてこんなでは活できないから障害を追ったとして診断をいて欲しいと頼まれたのです。もちろん断りましたが、まあ……林田医師が根気よく説を続けたおかげで、やっと義両親は私の話を信じてくれた。 そして、弘に騙されていたことをった義両親は激した。 あいつ体どういうつもりだ? 本当に許せないわ。 15も。
そこへ何もらない弘が帰宅する。 ただいま、話があるんだ。
のん気に帰宅したひを玄関先で義両親が鬼の層で迎えた。
おい、弘。 義父は弘の顔を見るなり鳴りつける。 え、どうしたんだよ、とも。