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存在しない孫

存在しない孫

雨上がりの便箋 完結 420

祖母の遺品整理をしていた38歳の沙織は、存在しないはずの「藤原拓海」という名前宛てに、24年間届き続けた荷物を見つける。送り主は、祖母と古い約束を交わした小さな子ども服店の女性だった。調べるうちに明らかになるのは、隠された子どもの存在ではなく、母がかつて選ばなかった人生の可能性だった。家族が守り続けた名前の意味を知った時、沙織が向き合うことになるものとは。

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