50年間店を営んできた70歳の佐藤マキは、突然届いた「敷金3倍」の通知書により、全財産を失い路頭に迷う絶望の淵に立たされていた。そんな彼女の前に現れたのは、飢えた12歳の孤児・ケ太。彼は「50万円の幽霊屋敷を買おう」と無謀な提案をし、周囲から嘲笑を買う。しかし、ゴミの山にすぎないと思われたその廃墟には、土地の価格を50倍に跳ね上げる「バイパス道路計画」という途方もない秘密が隠されていた。金に目が眩んだ実の息子が母の薬を人質に実印を奪おうと暴走する中、ケ太が密かに仕掛けた防犯カメラの録音データが再生され――。