専業主婦のけい子は、五年間尽くしてきた夫・信弘から「不妊の欠陥品」と罵られ、同居する九十一歳の祖母の介護監視役として家に縛り付けられていた。ある日、友人の目撃写真から信弘がラブホテル街で逢瀬を重ねていた事実が発覚。相手はなんと実の妹・さやかだった。 浮気を突きつけられた信弘は逆上し、「さやかは俺の子を妊娠した!介護老人を連れてさっさと家を出て行け」と居直る。さらに祖母の巨額の遺産を狙って勝ち誇る二人。 しかし、信弘が「ボケ老人」と見下していた祖母には誰も知らない本当の顔があった。そして、密かに用意された一通の「公正証書」がテーブルに叩きつけられた時、愚かな裏切り者たちの破滅の幕が上がる——