夫婦の寝室から漂う、異様な悪臭。 リフォーム業者が床下収納を開けると、そこには妻・由美の写真、知らない生命保険証書、そして別の女の母子手帳が隠されていた。 さらに夫・健一の書斎から見つかったのは―― 「重度の妄想癖。自傷他害の恐れあり」 由美を精神病患者に仕立て、睡眠薬で眠らせて病院へ送り込む計画書だった。 25年間尽くした夫と義母は、なぜ彼女の財産だけでなく人生まで奪おうとしたのか。 何も知らない妻を演じながら、由美は静かに反撃の証拠を集め始める――。