"寝室の異臭を隠した夫の本当の目的" 第3話
当の健は優しくて頼りがいがあった。
健は私のを取って言った。
「俺が由美の本当の族になるよ」
その言葉を信じて、私はに嫁いだ。
しかしその族という言葉の裏には、い代償が隠されていた。
結婚して数が経つと、健は仕事の忙しさを理由に事の全てを私に押し付けるようになった。
事のがしでもいと嫌になり、アイロンがけのシワ1つで鳴られる々だった。
それでも私は、彼もで変なのだから私が支えなければと、自分に言い聞かせてきた。
決定に私のが縛り付けられたのは今から10、私が40代に入った頃だった。
健の父親、つまり私の義父が脳梗塞で倒れ、い遺症で寝たきりになってしまったのだ。
健は私を見向きもせずに言った。
「俺は仕事があるから無理だ」
所にんでいた義母の浩子も、顔をしかめて言った。
「私は腰が痛くて介護なんてできないわよ。由美さん、あなたは専業主婦なんだから、これが仕事でしょう」
彼らは全ての負担を私に丸投げした。
これからの5は、まさに獄のような々だった。
夜も数おきに起きておむつを替え、事をすりつぶしてに運び、体を拭く毎。
私のは荒れ果て、眠で体は10キロも落ちた。
それでも健は、たまにく帰ってきても部が介護臭いと顔をしかめた。
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義母は週に1度様子を見に来るだけだった。
義母は私をたく睨んだ。
「お父さんの顔が悪いわね。あなたの世話がりないんじゃないの」
文句を言うだけだった。
義父が息を引き取った、私はしみよりも正直なところ、これでやっとし休めるという堵の気持ちを抱いてしまった。
しかしそのいを見透かしたかのように、葬儀の席で義母はたい目で私にこう言ったのだ。
義母は扇子をに持ち、嫌な声で言った。
「子供も産めない、した取り柄もない嫁なんだから、せめて男の嫁としての務めくらい、ぬまでしっかり果たしてもらうからね」
その言葉通り、義父がくなったも私は義母のの回りの世話や病院の送迎などを押し付けられ、の都の良い政婦としてきることをいられてきた。
ピンポンと、けたたましいインターホンの音が私の回を断ち切った。
モニターを見ると、綺麗な着物にを包んだ義母、浩子の姿が映っていた。
78歳になる義母は齢をじさせないほど背筋が伸び、いつも私を見すような鋭い目をしている。
私はインターホンのボタンを押した。
「はい。今けます」
私は声のトーンを1つげ、玄関のドアをけた。
玄関に入るなり、義母は挨拶もそこそこに嫌を放った。
「遅いわね。
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健がいないからって、昼からだらだらお昼寝でもしていたんじゃないの」
以の私なら、ここですみませんと平謝りして彼女の嫌を取ることに必になっていただろう。
しかし今の私は、のでたいが吹いているのをじていた。
ベッドので見つけたあの恐ろしい品々をいすと、目のにいる義母のすら全く別のものに見えてきたのだ。
私は静かに、表を変えずに答えた。
「いいえ。お義母さん、ちょうど寝の掃除をしていたところです」
私が静かにそう答えると、義母はピクッと眉をかした。
義母はし声のトーンをげた。
「寝?そう。余計なところまで引っ掻き回すんじゃないわよ。健は神経質なんだから」
その言に私はさな違を覚えた。
余計なところ。まるで寝に何か隠してあることをっているかのような言い回しだ。
私は何も気づいていないふりをして、義母をリビングのソファに案内し、温かい緑茶をした。
義母はお茶をすすると、わざとらしくため息をついた。
「しぬるいわね」
義母は部のを値踏みするように見回した。
義母は角をげた。
「それにしても由美さんももう52歳でしょう。すっかりおばさんね。健は会社でもなポストに就いてまだまだ男盛りだって言うのに。
あの子が憫でならないわ。まあ、でも、の未来もこれからはしるくなるかもしれないけれどね」