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母が隠した四十九枚の領収書

母が隠した四十九枚の領収書

冷めた番茶 完結 266

母が病死し、遺品の缶をこじ開けると、長野の介護寮へ毎月送金された49枚の領収書が出てきた。名義は区役所に勤める私自身の名前。不審に思い戸籍謄本を取り寄せると、そこには「14歳で交通事故死」という衝撃の除籍記録があった。深山の施設へ向かった私が見たのは、私の名前を付けられ寝たきりになった見知らぬ青年。母はなぜ私を騙し、私は誰の人生を生かされてきたのか。14年間の優しい嘘を暴くため、私は母の過去へ踏み込む。

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