1978年、母のために50円を貯めていた12歳の息子が忽然と姿を消した。 「笑ってバスに乗っていた」という目撃証言ひとつで、警察は「貧困による家出」と決めつけ捜査を打ち切る。 叫びは誰にも届かず、息子の机には1450円のノートだけが遺された。 それから24年後、米国から届いた一通のエアメール。 「探さないで」と書かれた手紙の頭文字を繋げた瞬間、母は息子が遺した命がけの暗号に気づく――。
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