スーパーの惣菜厨房で立ち働き、足の激痛に耐えながらも、夫の「老後資金がない」という言葉を信じて8年間爪に火を灯してきた美和。だが故障した浄水器から現れたのは、カッターで削られた粗悪な互換品だった。我が家名義で届いていたはずの高級カートリッジはどこへ消えたのか。問い詰める美和に夫が言い放った「母さんの団地が先だろ」という言葉を皮切りに、8年間の家計簿に隠された残酷な真実が暴かれ始める。
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