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10倍の下剤と検事になった嫁

10倍の下剤と検事になった嫁

真帆 完結 403

「これで今日の試験は受けられないわね。ずっと家にいなさい」――検事任官試験の朝、私・由美は義母・恵子が自分の味噌汁へ白い粉を混ぜる瞬間を目撃した。問い詰めれば証拠を消される。そう考えた私は汁を小瓶に保存し、誰にも見られない隙に椀をすり替えて試験会場へ向かう。ところが直後、義妹・美穂が吐血して救急搬送され、病院では薬物反応まで確認された。さらに家では、寝たきりの義父の介護資金を義母が私的に使い、遺言書まで偽造していた痕跡を発見。夫・健一も不倫相手との新生活のため、その金を当てにしながら私との離婚を進めていた。5年間、無料の介護要員として扱われても耐え続けたのは、ただ泣き寝入りするためではない。私は味噌汁、通帳、偽造書類、不貞の記録、そして義父が託した実印を手に、弁護士へ連絡する。彼らがまだ“何も知らない嫁”だと思っている間に、家族の嘘を法の場へ引きずり出す準備は静かに整っていた――。

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