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完結第16話
夫の会社に弁当を届けたら「昔の知人」にされた
単身赴任中の夫を喜ばせようと、手作り弁当を持って横浜のオフィスを訪れた妻。だが受付で告げられたのは「奥様なら午前中にいらっしゃいました」という不穏な言葉だった。現れた夫は同僚の女性の前で妻を「昔の知り合い」と呼び、二年間も独身を偽っていたことが発覚する。職場で孤立した夫から「お前が横浜に来て俺の面目を立てろ」と要求された時、妻はテーブルの上に二通の書類を静かに並べた。裡切られた|修羅場2.5万字5 1750 -
完結第18話
12年消えていた元夫が、娘の式で「父親」になる
クリーニング店を営み、女手一つで娘を育て上げた文子。娘の結婚式当日、12年前に蒸発した元夫が現れ「陰で娘を支えてきた」と嘘の美談を語り喝采を浴びる。悔しさを押し殺す文子に、娘は「父親の顔を立てて」と懇願。娘も嘘を知りながら父親を選んだのだ。さらに元夫は娘婿の家にも接近し、家族の過去を都合よく書き換えようとしていた。裡切られた|親子関係2.8万字5 119 -
完結第14話
息子の成人式で夫は言った「お前は本当の母親じゃない」
四歳から十六年間、無我夢中で育ててきた息子の成人式。全額前払いした写真館で、夫は私を枠外へ追いやった。「この人は実母じゃないから」。現れたのは十六年前に姿を消した元妻だった。物分かりのいい母親を演じることをやめ、夫への家事を一切放棄した私。凍りついた家の中で、息子の部屋の奥から夫の隠していた「ある筆跡」が見つかり――。裡切られた|親子関係2.1万字5 238 -
完結第14話
「部屋はどこでも同じ」と1800万奪った息子の妻
夫に先立たれ、40年住んだ自宅を売却して得た1800万円を「新居の頭金に」と息子の妻に託した68歳の千代。だが仮住まいで与えられたのは居間のパイプベッドだけで、新居の部屋すら奪われそうになる。不審に思い契約書の開示を求めた矢先、届いたのは「お金はもう使った」という冷酷なメッセージ。さらに三ヶ月後の引き渡し当日、家族が歓喜で向かった新居の受付で、思いもよらない通告が下される。裡切られた|親不孝2.2万字5 1662 -
完結第17話
夫が私を退職させた翌朝、会社は夫を呼び出した
食品会社に勤めて二十四年。五十三歳の誕生日に、夫は私の退職届を会社へ勝手に送信した。「これで母さんの介護に専念できるな」と笑う夫。翌朝九時、会社の人事部から着信が入る。夫は勝ち誇った顔で通話をスピーカーフォンに切り替えた。だが、静まり返ったリビングに響いたのは冷徹な宣告だった――「奥様から、あなたに関する告発状を受理しました。本日、調査のため出頭してください」裡切られた|夫婦2.6万字5 1324 -
完結第18話
追放された妻と「離婚しないで」と泣く愛人
愛人が男児を産んだ日、夫と義母は「本物の跡取りができた」と歓喜し、私と二人の子供を夜中に家から叩き出した。十三年間の献身をゴミのように捨てられた翌朝六時、私のスマホに産院の愛人から着信が入る。震える声で懇願されたのは、耳を疑う言葉だった。「お願い、まだ離婚届を出さないで」――あの電話が守ろうとしていたのは、私ではなかった。裡切られた|不倫2.7万字5 2559 -
完結第17話
三十周年に施設へ捨てられた妻と予約主の息子
結婚三十周年の日、夫から渡された花束の行き先は高齢者施設だった。五十六歳で働き続ける私に、夫は「家にはもう彼女が住んでいるから帰るな」と言い放つ。受付には私の荷物が下ろされ、歓迎ボードが掲げられていた。そして職員が確認のために読み上げた入居申込書の署名欄には、たった一人の息子の名前があった。裡切られた|熟年離婚2.6万字5 1306 -
完結第14話
22年育てた継娘の挙式前夜、親族席を奪われた母
二十二年育てた娘の挙式前夜。手縫いの白ハンカチを仕上げた私に、娘は告げた。「親族席には実母が座るから、来ないで。育ててくれた感謝の手紙も、産んでくれた人に読むから」夫もまた当然だと嘲笑う。私は桐箱の蓋を閉じ、翌朝の鍵を靴箱に置いた。ドアの向こうから、夫の浮かれた囁きが漏れた。「これで明日は、本物の三人家族だな」因果応報|裡切られた2.1万字5 2965 -
完結第13話
七年越しに再婚する私✕見知らぬ子と失踪夫
再婚当日の控室に、七年前蒸発した元夫が見知らぬ六歳の男児を連れて現れた。「式は中止だ。この子を救うため娘を連れていく」。拒絶する私に、十七歳の娘は泣き崩れて告げた。「お母さん、断ったらあの子が死んじゃうの……」。三週間前から娘を親情で縛り、私の再婚を狙い撃ちにして仕組まれた、元夫の非情な罠だった。裡切られた|修羅場2.0万字5 259 -
完結第16話
孤島に捨てられた母✕式場の主賓席に座る亡夫
結婚前日、娘に孤島へ置き去りにされ最終便を見送った私。電話越しの娘は「母は十年前に死んだと伝えたから式に来ないで」と言い放ち、その背後から十五年前に海で消えた夫の声が響いた。翌朝、式場へ駆けつけると席次表には『故人』の文字。さらに主賓席には、私を「情緒不安定な部外者」と見下ろす亡き夫の姿があった。警備員が迫り娘が震える中、私は十五年抱え続けた証拠を新郎の前に叩きつけた——。裡切られた|親不孝|行方不明2.4万字5 931 -
完結第23話
19年間の嘘を暴いた1枚のDNA鑑定書
19年前、母と妻の嘘に騙され、身重の妻を嵐の夜に追い出した財閥総帥の神崎。時が経ち、倒産寸前の彼の前に現れたのは、世界的な権力者となった元妻と、彼女が育て上げた3人の「天才」たちだった。現在の妻と母は彼らの才能と財産を奪おうと卑劣な罠を仕掛けるが、それらはすべて最悪の形で日本中に晒されていく。そして神崎の元に届いた「19年前の真実」。すべてを失った男が、悪魔たちを下すための最後の決断とは――。因果応報|裡切られた|嫁姑|第二の人生|親子関係3.5万字5 1509 -
完結第16話
妻の手術日に3000万奪った夫の代償
末期ガンと闘う一人娘・紬。義実家の食卓で義母は「どうせ死ぬなら保険金でも残して」と嘲笑い、夫は娘の危機にも見舞いに現れない。そして紬が命がけの手術室へ入ったその朝、夫一家は保険金三千万円を奪い、ファーストクラスで海外へ高飛びした。SNSに躍る「臨時収入あざっす」の投稿。だが奴らは知らなかった。娘の父が、全てを奪い返すために牙を研ぐ巨大企業の会長であることを――。因果応報|裡切られた|嫁姑|金銭問題2.4万字5 1373 -
完結第25話
名前を消された入園届
認可保育園の現況調査まで、あと48時間。 私は夫と義妹から「狂った母親」の濡れ衣を着せられ、娘と共に団地から着の身着のままで追い出された。 足元に放り出された娘のお昼寝布団は、名前がカッターで削ぎ落とされ、別の名前が書き殴られていた。さらに娘のための口座残高は、たったの「342円」。 娘の居場所も、生きる金もすべて奪われた土砂降りの夜。私は切り裂かれた名札を握りしめ、ある場所へ向かった。因果応報|裡切られた|夫婦|修羅場3.8万字5 743 -
完結第13話
毒を運ばされていた私
身寄りのない老女を七年間、親身に介護してきた。 だが彼女が急死した朝、私は身に覚えのないクレームで停職になり、団地を追い出される。 老女の部屋の床下から見つかったのは、七年前に心筋梗塞で死んだはずの隣人の実印と、大量の未開封の降圧剤。 そして「八十度のお湯で三分間」と記された、私が毎日淹れさせられていたお茶の調合メモだった。 震える手で茶葉の残りを握りしめたまま、私は白衣の友人に分析結果を求めた。裡切られた|相続|真相|孤獨|介護2.0万字5 433 -
完結第20話
長女にだけ渡された鍵
父の四十九日。「お前が一番しっかりしている」と病床の父から金庫の鍵を託された長女の私は、弟と妹の前で鉄の扉を開けた。だが中にあった私の通帳は残高一万円で、二百八十万円あった預金は弟の名義で全額引き出されていた。問い詰める私に弟は「親父に頼まれた」と父の直筆の手紙を突きつけ、妹も父と交わした別の密約を叫び始める。そこへ男が現れ、父が実家を担保に借りた五百万円の借用書を突きつけてきた。裡切られた|兄弟姉妹|相続|金銭問題|修羅場3.0万字5 1389 -
完結第24話
身重の私を捨てた夫の誤算
臨月を迎えた私は、夫から無職の居候と罵られ、財産も養育費もすべて放棄させられて離婚した。裁判所の前で義母に両親の形見を踏み潰され、夫と浮気相手に嘲笑われていたその時、赤色灯を回した政府の車列が広場を封鎖した。車から降りた高官が泥だらけの私に深く頭を下げた瞬間、さっきまで見下していた夫が血相を変えて縋りつき、「今回も前みたいに頼む」と叫んだ。私はその手を払い、無言で車のドアを閉めた。人生逆転|裡切られた|夫婦|親子関係3.6万字5 3768 -
完結第17話
学年五位の二浪息子
母子家庭でパートを掛け持ちし、息子の二浪を支えてきた。恩人である塾長の「まだ基礎が足りない」という言葉を信じ切っていた私に、中学の元担任は告げた。「直樹くんはずっと学年五番以内、どこでも受かる実力でしたよ」と。混乱して問い詰めた私に、息子は怯えた顔で「知ってた。でも先生には言わないで」と懇願する。なぜ受かるはずの高校を受けず、息子は二年もの間、嘘をつき続けた教師を庇うのか。息子の机の奥からは、安全圏の公立校を力任せに消した二重線と、最終出願まで「あと42日」と書かれた紙が見つかり――。裡切られた|真相|親子関係2.3万字5 961 -
完結第17話
ただの送金係にされた母親
15年女手一つで育て、家賃の足しにと毎月送り続けた5万円。だが息子の挙式当日の控室、スマホに光ったのは、私を捨てて逃げた前夫の介護施設へ三年間にわたり全額自動送金されていた履歴だった。「誰も傷つけないための嘘だ」と取り繕う息子だが、新居からは百五十万の借金督促状まで見つかる。父親の介護費増額という現実が迫る中、全ての支援を断たれた息子を前に、逃げ場のない一つのテーブルで四人が顔を突き合わせる――。裡切られた|親子関係2.2万字5 725 -
完結第19話
金曜日の証言まであと三日
親友の夫がひき逃げ容疑で自首した。だが事故の瞬間、彼は私の部屋でコーヒーを飲んでいた。無実を証明しようとする私に、親友は青ざめて「あの日彼がいたことを警察に言わないで」と懇願する。なぜ夫が身代わりになるのか。疑惑を抱き事故現場へ向かった私は、助手席に乗っていた男が、六年前に私が縁を切った実の弟だったと突き止める。金曜朝九時、警察から求められた証言の刻限が迫る中、親友が隠し続けてきた秘密の扉が開き始める。裡切られた|兄弟姉妹|絶縁3.1万字5 2327 -
完結第17話
出来が良すぎるという理由
社内コンペで最優秀賞を獲った私の元に、表彰式十分前、直属の上司から参加資格の取消申請が突きつけられた。理由は「出来が良すぎるから、お前の企画であるはずがない」。上司は十五年前の自身の企画書を持ち出し盗作を主張するが、当時の記録を調べると、それは三千万円の赤字を出して葬られた欠陥事業だった。役員会は面目を保つため連名の折衷案を提示し、五分以内のサインを迫る。保身と過去の因縁が渦巻く密室で、審判の時間が迫っていた。職場逆転|裡切られた3.0万字5 204