72歳の母は、息子夫婦に誘われ、2泊3日の箱根旅行へ出かけた。「たまには3人でゆっくりしよう。親孝行もしたい」。その言葉を信じ、宿泊費も食事代も送迎代も、68万円すべて母が支払った。ところが翌朝、嫁は「年寄りはすぐ疲れて足手まといになる」と言い、母だけをホテルに残して息子と観光へ出かけてしまう。息子も止めなかった。静かなロビーで1人になった母のスマートフォンに、家族LINEの通知が届く。そこには嫁から、「お金だけ出してくれれば、それでいいのよ。年寄りはホテルで留守番させておけばいいから」という、送る相手を間違えた一文が残されていた