「浮気した罰だ。離婚したくないなら家政婦をしろ」――夫・友明に濡れ衣を着せられ、亜子は連れ子の芽衣子からも無視と命令を受けながら、8年間耐え続けてきた。 ところが芽衣子の結婚が決まると、親子は大手企業勤務の婚約者に取り入るため、今度は亜子へ「仲の良い母親」を演じるよう要求する。結婚式当日、亜子はついに「私に娘はいません」と告げ、5年前に夫婦で署名していた離婚届を提出したことを明かす。 さらに婚約者・敬語は、8年間の仕打ちと浮気の証拠すらない事実を知り、その場で結婚を取りやめる。 だが亜子の反撃は、それだけではなかった。夫の前妻・早苗を探し出した彼女の手元には、友明が最も知られたくない“21年間の証拠”が静かに積み上がっていた――。