"娘の結婚式当日に出した5年前の離婚届" 第6話
「それは」
敬語さんは静かに言った。
「きっと芽子はお父さんに洗脳されてお父さんが言うことを何でも正しいと信じて疑わなかったのかもしれない」
彼はたく言い放った。
「でもそんなことはありえないんだよ」
芽子は顔を歪めた。
「敬語さんに何が分かるの?勝に決めつけないでよ」
敬語さんはややかに答えた。
「詳しいことはこれから聞かせてもらうけど、君との結婚は取りやめにさせてほしい」
芽子は鳴のような声をげた。
「どうして?嫌よ」
彼女は周囲を見回した。
「参列者のがこんなに集まってるのよ」
彼女は敬語さんを睨んだ。
「そもそもそんな話を聞いてたなら結婚式を止にすればよかったじゃない」
敬語さんは静かに答えた。
「亜子さんに言われたんだ」
彼は芽子の目を見据えた。
「までに欠席の話をしたら何をされるかわからないって」
彼はため息をついた。
「逃げのない当まで待つ方がいい。たとえどんな損害がたとしてもねって」
芽子は顔を真っ赤にして鳴った。
「最。最よ。このバカ。慰謝料払ってもらうからね」
敬語さんは静に言い返した。
「亜子さんの言った通りだな」
彼はしげに目を伏せた。
「僕だって最まで芽子を信じたかったよ」
彼は再び顔をげた。
「君が亜子さんに送ったLINEの内容が送られてきたもう無理だって分かったんだ」
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芽子は信じられないという顔をした。
「私とのやり取りスクショして送ったの。あの女マジ最悪。プライバシーの侵害じゃん」
敬語さんは呆れたように彼女を見た。
「芽子は自分が亜子さんに対してどれだけひどいことをしたか自覚がないのか」
彼は首を振った。
「今のやり取りでよくわかったよ」
芽子は必に取り繕おうとした。
「だって何もしてないし。パパだっておばあちゃんたちだってやってたし」
敬語さんは彼女に背を向けた。
「もういいよ。何も聞きたくない」
彼はドアに向かって歩きした。
「郎側の参列者には事に連絡してあったからそこまで驚いてないとう」
彼はち止まらずに言った。
「今から挨拶してご祝儀を返してくるよ」
敬語さんは振り返った。
「婦側にも僕が説するから君は帰り支度をするといい」
彼は扉にをかけた。
「詳しい話はまた改めて」
芽子は泣き叫んだ。
「待って。いや、私の話を聞いてよ。敬語さん、敬語さんはあの女に騙されてるの。ねえ。敬語さん」
彼女の声は控えに虚しく響いた。
1。
友から私に話がかかってきた。
私は落ち着いて話にた。
「なんてことをしてくれたんだ。芽子から聞いたぞ」
友は鳴り散らした。
「勝に婚届をしたって。そんなの無効だ」
私は静に言い返した。
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「があるならどうぞ申しててください」
私は言葉を区切った。
「あなたもので記入した婚届よね。効力がないとは言えないといますけど」
友は苛ちを隠せない。
「母親としての義務を果たそうとわないのか?」
私はで笑った。
「何が母親よ」
私はややかな声をした。
「私にとっては血の繋がりのない赤のだわ」
私は言葉を続けた。
「8結婚したあなたの連れ子だったから戸籍親子になっただけ」
友は言葉を詰まらせた。
私はさらに問い詰める。
「結婚は優しくていいたちだとったのに。結婚してすぐあなたたち親子は豹変したわよね」
私は静かにりを込めた。
「それもあなたたちのなのかしら?」
私は呼吸おいた。
「1目の奥さんのみたいにね」
友の声が裏返った。
「なんだよ。何言ってんだお。なんで妻の名がてくるんだ」
私は静に言葉を紡いだ。
「あなたたちの態度の変わり方、汚いやり。どうもおかしいとってね」
私はさく笑った。
「興信所にお願いして苗さんの連絡先を調べたのよ」
友は息をんだ。
「はあ」
私は自信を持って言った。
「私漫画編集者だから浮気とか倫とかモラハラパワハラ対策のネタ集めはもちろん当事者や弁護士興信所への取材経験も豊富なの」
私は言葉を続けた。
「だから仕事でのある興信所に相談したらすぐ調べてくれたわ。で苗さんに繋がったの」