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午前5時30分の配車係

午前5時30分の配車係

なおの赤ペン記録 完結 0

「配車なんて、誰が組んでも同じだろ」 そう言われた日、綾瀬なおは16年間勤めた運送会社を辞めた。 毎朝5時30分、誰より早く出社し、誰にも知られず配車表を修正していた女性。 彼女が守っていたのは、ただの荷物の流れではなかった。 60人のドライバーの命と、それぞれの帰る場所だった。 しかし、彼女が去った翌朝。 丸島運輸のトラック60台は、1台も動かなかった。 AIが導き出した「完璧な配車」は、現場では誰も走れないものだった。 会社はそこで初めて気づく。 16年間、会社を支えていた本当の力が、どこにあったのかを。 数字では見えない仕事を守り続けた女性の逆転物語。

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