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完結第25話
父の形見をゴミと笑った夫と五十億円の引導
父の葬儀を終えて帰宅した私・水希を待っていたのは、夫・高志から突きつけられた離婚届だった。「底辺の血筋」「寄生虫」と亡き父まで侮辱した彼は、次期社長の座を手に入れるため、社長令嬢リナとの再婚を宣言し、10年間尽くした私を無一文同然で家から追い出す。絶望の中、私に残されたのは、父が最期に託した錆びたブリキ箱だけ。その届け先を頼りに東北へ向かうと、辿り着いたのは巨大企業・暁グループの総本部だった。しかも父の名を告げた瞬間、黒服の社員たちが一斉に頭を下げる。父は本当に貧しい町工場の職人だったのか――。やがて私は、父が残した“力”と、高志の会社を巡る不穏な事実を知る。もう泣いて耐えるだけの妻ではない。自分を捨てた男が次期社長の座を確信して総本部へ乗り込む日、私は静かに反撃の舞台を整え始める。嫁姑3.8万字5 12041 -
完結第10話
流産した義弟嫁を大雪の物置に閉じ込めた義家族の末路
大雪の夜、家賃を滞納する義実家を訪れた私・夏子は、暖房もない物置で凍えかけている義弟嫁・まゆみを発見した。義両親と夫の春也は、彼女だけを閉じ込めたまま温泉旅行へ出かけていたのだ。しかも聞けば、まゆみは結婚以来、無給で家と喫茶店を働かされ、春也から暴力を受け、流産までしていた。一方、私も義家族のため自分名義で借りた店舗の家賃を踏み倒され、貯金から補填し続けてきた。人の善意を食い物にする彼らに、もう我慢はしない。私は夫・誠也とまゆみを保護し、診断書や証拠を揃えて警察と弁護士へ相談。温泉旅行から戻る義家族を待ち構え、絶縁と反撃を突きつける。だが彼らが当然のように頼ってきた「家」と「店」には、逃げ道を失わせる決定的な事実が残されていた――。嫁姑|親子関係1.5万字5 6593 -
完結第14話
汚れた手と呼んだ義母へ
娘の両家顔合わせで、介護士の私は相手の母親から「病菌だらけ」と蔑まれ、手作りの祝い品まで目の前で消毒された。婚約者も何も言わない。私は娘の顔を見て、その場では言い返さず席を立った。それから三か月後。夜勤明けの私の携帯に、あの日の母親から突然電話がかかってきた。今度は、あの時とはまるで違う声だった。職場逆転|因果応報|嫁姑|絶縁2.1万字5 654 -
完結第13話
義妹の投資話に判は押さない
義母の還暦祝いで、浅野智香は義妹から「母の老後のため」と300万円の出資を求められる。断れば、「家族なのに冷たい」「貧乏だから出せないの?」と義家族から責められた。差し出されたのは、『老後安心・家族共同資産形成計画』と書かれた一冊の資料。建築会社で経理をしている智香は、何気なく数字を追ううち、どうしても辻褄の合わない一項目に気づく。嫁姑2.0万字5 546 -
完結第11話
屋根裏の義父と亡き姑に憑かれた愛人
深夜、帰宅した私を屋根裏へ引き込んだ義父は、震える声で「早く逃げろ」と告げた。階下には、血走った目で私を探し回る夫・太一の愛人――しかも彼女は「太一を誘惑する女は許さない」と、明らかに私の命を狙っていた。事故で両親を失い、子供を授かりにくい体となった私・真美は、同じ悩みを持つ太一なら支え合えると信じて結婚した。だが夫は次第に豹変し、大切な遺品まで勝手に捨て、複数の女性との裏切りを重ねていた。さらに末期がんの義父さえ顧みようとしない。もう耐える理由はない。私は興信所の証拠を手に弁護士を通して離婚し、夫の不正も会社へ告発する。だが、命懸けで私を逃がした義父が残した一通の手紙には、愛人と亡き義母、そして太一の過去を結ぶ、さらに信じがたい秘密が記されていた――。嫁姑1.6万字5 189 -
完結第13話
やさしい義母の消しゴム
元教師の義母は毎日家に通い、家事を助けてくれる「理想の母」だった。「高卒で無職の嫁を支える優しい私」を演じ、近所でも評判の聖母。だが、家の中から麻美の私物がひとつ、またひとつと消え、義母の選んだ物に置き換わっていくことに気づく。さらに義母のバッグから見つかったのは、麻美が知らぬ間に捺印されていた高額な連帯保証契約書だった。優しさという名の生活侵蝕から脱出するため、妻が静かに仕掛けた清算とは。ミステリー|因果応報|人生逆転|嫁姑|金銭問題2.0万字5 689 -
完結第24話
「一円もやらない」姑と二十六億円の遺言
「あなたは他人なんだから、我が家の財産は1円もあげない」――重い病と闘う義母・早苗にそう言い放たれ、私は病室から追い出された。長男の嫁・恵子と三男の嫁・美咲は、16億円の豪邸と10億円の土地を手にしたと勝ち誇り、私を無一文の嫁と嘲笑う。けれど彼女たちは知らない。義母の命を繋ぐ高額治療も、傾きかけた家の財産も、長年陰で支えてきたのが誰なのかを。10年間、どれだけ尽くしても「他人」と蔑まれてきた私の中で、ついに何かが切れた。もう情けで守る必要はない。私は支援を止め、亡き義父から託された記録と書類を手に反撃を開始する。だが、強欲な親族たちが奪い合っていた“遺産”には、彼らの誰も知らない仕掛けが残されていた――。嫁姑3.6万字5 6740 -
完結第11話
ドアの黄色の付箋
マンションのドアに貼られる黄色い付箋。「来ましたがお留守でした」。理沙は義母・美代子の嫌がらせだと思っていた。しかし体調不良で早退した日、理沙は見てしまう。義母はチャイムを一度も押さず、持っていた合鍵で静かに部屋へ入っていく姿を。夫の修に相談するも「気のせいだ」と笑い飛ばされる。不信感を抱いた理沙が部屋に隠しカメラを仕掛けると、そこには夫と義母が笑顔で繰り広げる、恐ろしい計画が映っていた。嫁姑|夫婦1.6万字5 1323 -
完結第11話
亡き義母の口座を洗う女
3年前に7年間の壮絶な介護の末に他界し、この手で骨壺に納めたはずの義母。だが解約し忘れていた古い通帳を繰り越すと、死後も毎月「生前給与」が振り込まれ、毎週水曜の深夜に即座に引き出されていた。深夜のコンビニで張り込んだ私が見たのは、義母の服を着て義母と全く同じ体の癖を持つ見知らぬ女。死者は生きているのか。真実を追う私は、隣で眠る夫が隠していた、狂気と冷酷に満ちた「生前名義ビジネス」の底なし沼へと引きずり込まれていく。ミステリー|嫁姑|夫婦1.6万字5 10583 -
完結第12話
午前五時の朝餉
母・加奈子を理不尽に追い出して七日目の朝。二重ロックで施錠されたはずの台所で、炊飯器のランプが黄色く灯っていた。「保温:28分」。蓋を開けると、湯気を立てる筍ご飯と、包丁立てから消えた一番重い三徳包丁。電源を抜いても、暗証番号を変えても、毎朝午前五時に届き続ける温かい米。やがて米の底から現れた“ある金属片”を境に、父と祖母の顔から血の気が引いていく。母はどこから入り、この家で何を見つめているのか。因果応報|嫁姑|真実|修羅場1.8万字5 4222