1994年元旦。初日の出を見に銚子・犬吠埼へ向かった50代の同級生3人が、旅館に荷物を残したまま忽然と姿を消した。財布も身分証も部屋に置かれ、携帯電話の信号は午前5時10分、3台同時に途絶えていた。 事故か、家出か、それとも事件か。 警察の捜査は難航し、事件は8年間、未解決のまま時が過ぎていく。だがある春の日、1人の同級生が警察署を訪れたことで、沈黙していた真実が動き出す。 初日の出の海で、彼女たちに何が起きたのか。 そして、夫が8年後に明かした“本当の罪”とは――。