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完結第15話
たばこを買いに来るおじさんの心の声が、俺にだけ聞こえる
23時17分を過ぎると、コンビニで夜勤をする成瀬悠真には、レジの客の心の声がひと言だけ聞こえる。 ある晩、たばこを買いに来た無愛想な男の声がした。〈なんで俺には笑ってくれないんだろう〉。男は38歳の運送会社社長、久世蒼介。翌晩も同じたばこを買い、今度は受け取るのを忘れて帰った。 いつしか蒼介とつき合い始めた悠真は、彼が父の借金480万円を黙って肩代わりしたと知る。父がさらに200万円をせびりに来た夜、店のレジから8万円が消えた。金がなくなったと騒ぐ同僚の指は、悠真に向いていた。BL3.1万字5 4 -
完結第15話
2億円の幽霊屋敷で、腹ぺこの悪霊を雇いました
婚約者の厄を3年も引き受けてきた相原直樹は、ある晩、寝室を明け渡して出ていけと言われる。手切れ金代わりに渡されたのは、土地だけで約2億円の値がついた幽霊屋敷だった。 霧の夜、屋敷の離れで見つけたのは、腹をすかせて座卓の脚をかじる悪霊・朔。直樹は焼きなすを差し出し、朔を番頭に雇って夜の肝試しを始める。食べ物を粗末にする客には容赦ないくせに、直樹が作った目玉焼きは、黙って半分返してくる。そんな朔と暮らすうち、屋敷に少しずつ客が集まる。 そこへ元婚約者が現れ、「封印が解けたら、お前が真っ先に食われる」と告げる。笑い飛ばした直樹だったが、その夜、朔が初めて自分から封印のことを話し始める。BL1.4万字5 13
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