"青いハンカチの花嫁" 第18話
俺は自分のがかなくなったから、自分にはされる資格がないとい込んでいた。
しかし由美は、自由な体も含めて、俺というをまっすぐ必としてくれている。
「由美の言う通りだ、浩司君」
正社がゆっくり俺たちのそばへ歩み寄ってきた。
「君は10、私の切な娘を誰よりもいで守り抜いてくれた。君のような誠実でい青に娘を託せるなら、父親としてこれ以のびはない」
正社は俺の肩に優しくを置いた。
「どうか、娘のいを正面から受け止めてやってはくれないだろうか。これからは1で孤独に耐える必なんてない。私たち族が、君のしいになる」
しれた所では、俺の母がハンカチで元を押さえながら、泣き笑いの顔で俺を見ていた。
その母のしきった表を見た、俺のの最の迷いが消えた。
「由美さん」
俺は彼女の目をしっかり見つめ返した。
「俺は君に苦労をかけるかもしれない。当たりのことすら、してやれないかもしれない」
「はい」
「それでも、俺みたいな自由な男でよければ……どうか、これからも俺のそばにいてください」
俺の言葉に、由美の顔にひまわりのような笑顔が咲いた。
「はい。んで、あなたのそばにいます」
由美は俺の胸に顔を埋め、静かに泣き崩れた。
俺は彼女のさな背を両腕でしっかり抱きしめた。
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10越しに届いた、本当の「ありがとう」。
そして、本当のだった。
それから数かが流れた。
健、夫、慶子の3は、あの披宴の直に警察へ連された。会社の横領、への詐欺、そして私な数々の罪がるみにたことで、夫の会社はあっけなく倒産した。
親族たちからは完全に絶縁され、誰として彼らに面会へく者はいなかったそうだ。
健は取り調べので、自分の勝さと欲さがすべてを壊したことにようやく気づき、毎泣きながら悔していると聞いた。
しかし彼がいくら涙を流しても、度失った信頼とは2度と戻らない。
嘘に溺れた者たちの当然の末だった。
方、俺のはあのから劇に変わった。
正社の配慮で、俺は子のままでもできる仕事を与えられた。自宅のパソコンを使い、会社のデータ管理や経理のサポートをする仕事だ。
毎振り込まれる料の通帳を見た、俺は久しぶりに、自分の力できているという確かな実をわった。
実も正社の支援でバリアフリー事が入り、俺の活はずっと楽になった。母も、もう仏壇ので泣くことはない。
そして俺の隣には、いつも由美がいてくれた。
彼女は休みのになると俺のに来て、緒に買い物へき、料理を作り、公園へ散歩にかけた。
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世の目は、もう気にならなかった。
すれ違うたちが俺の子を見ても、由美が笑顔で俺の横を歩いてくれているだけで、俺は胸を張ってきることができた。
あるれた曜の午、俺たちはくの公園へ散歩にかけた。
漏れが優しくり注ぐ、由美が俺の子をゆっくり押してくれる。
「浩司さん、今はしがたいですね。膝掛け、寒くないですか?」
「丈夫だよ。由美さんがいるから、しも寒くない」
俺が振り返って微笑むと、由美も嬉しそうに笑い返してくれた。
公園のベンチの横で子を止め、俺たちは温かいお茶をみながら、子どもたちが遊ぶ姿を眺めた。
「浩司さん、来の顔わせの事会、お母様は何がべたいって言っていましたか?」
由美がし照れくさそうに尋ねた。
来、俺と由美は正式に籍を入れる。
結婚式はしない。
あのきな披宴は、もう懲り懲りだと2で笑いった。
代わりに両の親族だけを集めた、ささやかで温かい事会をく予定だった。
「母さんは、由美さんが選んでくれたおならどこでも嬉しいって言っていたよ。最は俺の顔を見るより、由美さんの顔を見る方が嬉しそうなんだ」
「ふふ。お母様ったら。でも私も、浩司さんのお母様とお話するのが好きです」
由美は俺の膝のに置かれたに、そっと自分のをねた。
俺たちのしいの寝には、さな写真てが飾られている。