みかん小説
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"新潟校十二年の悪闇" 第4話

 

台所の流し台のには半分ほどまれた麦茶のコップがそのまま置かれており、その横にはゆかりさんが切にしていたイニシャルの入った黄緑筒が蓋がけられたままてられていました。

つとして持ちしていなかったのです。

財布も着替えのの通帳も全て元の所にありました。

さらに学期に向けてしく準備されていた席簿と学習指導案の束が机のに綺麗にねられていました。

ゆかりさんは次の学期の授業の準備をしていたのでした。

み子さんはその景を見た瞬の力が抜けてしまったと言います。

このが自らのでどこかへったのではないということをその瞬に直に悟りました。

しかしその直誰にも届くことはありませんでした。

ゆかりさんの失踪届が提されたのは 8 15 、失踪からのことでした。

通報者は鈴み子さんでした。

彼女は教職員宅の扉ので何度も呼びかけ、最終元の警察署に話をかけました。

話を受けた担当の巡査は軽く構うような声でこのように言ったそうです。

「もしかして個な事しのだけを空けているのではありませんか。休みの期ですから旅っているのかもしれませんよ。

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み子さんは財布も置いてあり通帳もそのままであることから、絶対に自発ったのではないと声を荒げました。

しかし警察の反応は消極なものでした。

元の警察署に所属する巡査名が教職員宅を訪問しました。

彼らが現に滞したは 30 分にも満たないものでした。

まかに見渡し、鈴み子さんの供述を警察帳に数き止めただけでした。

作成された初捜査の記録は A4 用枚にも満たないものでした。

担当した警察官が残した内部資料のメモにはこのような文章が記されていました。

ゆかり 33 歳 女性 独

のため、個な理由による自発能性がい。追加捜査の必性はい。京都府

その文がゆかりさんの失踪を静かにへ葬りってしまったのです。

その頃、田はどのようにいていたのでしょうか。

失踪届けが提された翌の朝、町内にあるガソリンスタンド兼洗の経営者である斎藤浩さんは、田のトヨタカローラがわせて最初の客として入ってきたことを記憶していました。

体の側も内側も全て綺麗に洗って欲しいと依頼し、特にトランクの内部を入りに拭きげるようにと繰り返しを押したそうです。

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「ただの洗ではありませんでした。トランクのに何かをこぼしてしまったのか、何度も仕切りの奥の方を覗き込みながら『ここをもうし拭いてほしい、あそこももう度やってほしい』と言っていました。そのは単に綺麗好きな方なのだなといました。」

の午、田の自宅の裏側にあるからは黒い煙がち昇っていました。

庭用焼却炉の片隅で何かを燃やしていたのです。

隣の民である本文さんはその煙を見て古い聞や農業用の品を燃やしているのだろうとったそうです。

しかし真にそのようなものを燃やすはありませんでした。

そのにくべられたものが何であったのかは最まで確認されることはありませんでした。

方で学勤した田は普段と何ら変わることなく振るいました。

いや、むしろ以よりも余裕があるように見えたという証言がしました。

学期の準備会議において彼は特定した声でしい学期の計画を発表しました。

ゆかりさんの話題がると、彼はしだけ眉をしかめこのように言ったそうです。

「若い方ですから故郷が恋しくなったのでしょう。変繊細な方でしたから挨拶もせずに帰られたのでしょう。京の方面へ向かうという話をどこかで聞いたような気もします。

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