みかん小説
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"妻のポーチから見つかった結婚指輪" 第3話

とパートで化粧品会社に勤め始めた。私はその努力を尊敬し、全力で応援した。

弓は真面目で努力、パートから契約社員、正社員へ昇格し、ついに最エリアマネージャーという責任ある役職に就いた。

ある晩、弓は私のを握り涙を浮かべて言った。「誠さんのおかげよ、あなたが事を全部伝ってくれるから私も仕事に打ち込めるの」

私はその言葉を純粋に信じていた。張が増え留守がくなっても、彼女が仕事で輝いているならそれで良いとい、妻の帰りが遅いは夕を作り、洗濯、掃除まででこなした。

それがする妻を支える夫として当然の務めだとっていたのに、現実はどうだ?彼女は私の優しさと信頼を都よく利用し、で親友とっていた。

いつからは繋がっていたのか?記憶を必に辿る。半、健んだの台が蘇る。

「おの奥さん、どんどん綺麗になってるな。仕事が充実してる証拠だ、おいだろ」

はグラスを傾け、どこか回しな目で私に話した。私は照れ隠しに「事は俺が全部やってるからな」と笑って返した。

あの角に浮かんだ笑い、あれは私をあざ笑っていたのだ。「おのことを全部やっている隙に、俺は彼女と過ごしている」と。

さらに、母の誕来事が蘇る。

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介護施設に入居する母は認症がみ、私の顔も分からないが増えていた。私は弓に「緒に母に会いにってくれないか」と頼んだ。

だが弓は「事なエリア会議が入っているの、ごめんなさい、お母さんによろしく伝えて」とたく断った。私はで施設を訪ね、帰り、弓の好きなケーキを買って帰宅したが、彼女は夜になっても帰らなかった。

あの「事な会議」も、健との密会だったのだろうか。体内でりがゆっくり沸騰し始める。私のは、妻と親友が自分たちの幸せのために利用する具だったのか?

馬鹿みたいに真面目に働き、節約して貯めた老。そので彼女は私を捨て、親友としい活を始めようとしている。許せない、絶対に許せない。

ソファからがり窓のを眺める。空はまだ暗く町は静まり返っている、だが私のには今までにない黒いが渦巻いている。

このまま黙って婚を突きつけられ財産を奪われるわけにはいかない。私からすべてを奪おうとするなら、私ものすべてを奪い返してやる。社会位も財産も、が築きげた見栄もすべてぶち壊す。

呼吸し震えを抑える。今に騒げばう壺だ。弓は私が暴力なモラハラ夫だと根も葉もない嘘をでっちげ、被害者ぶって婚を切りすだろう。

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も親友として私を慰めるふりをし、裏で弓をかばうに違いない。

だから私は絶対に気づいていないふりをしなければならない。が完璧な計画だとい込んでいるに、私は裏をかき、圧倒な証拠を集めなければならない。

スマホをに取り、先ほど撮した証拠写真を確認する。らない男の結婚指輪、2150 万円が記載された田名義の通帳、これはまだほんの部の証拠に過ぎない。

弓がどうやって私の座からを横領したのか、健との密会の証拠、が何を企んでいるのか、すべてに晒すための完璧な武器を揃えなければ。

たいで顔を洗い、無理やり作り笑いを練習する。鏡の自分の顔は歪みきっている。だがからは、今まで通り優しく鈍な夫を演じ続けなければならない、妻にさせ、私が何も疑っていないとわせるために。

朝 6 のアラームが鳴る、寝のドアがく音がした。

「あ、誠さん、起きてたの?昨はごめんなさい、疲れてすぐ寝ちゃって」

弓が浴姿でリビングにてきた、その顔にはミリの罪悪も浮かんでいない。

「いや、丈夫だよ。張お疲れ様、洗濯物し取りしておいた、まだ洗ってないけど」

私は極力自然な声で答えた。弓は瞬ハッとした表で私を見る。その微かな声の震えに私の臓がえ切る。

「え、キャリーケースけちゃったの?」

弓の声は普段の落ち着いたトーンよりがっていた。

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