"天井裏の黒いバッグ" 第7話
数、井に作らせた隠し所へ遺品を入れ、バッグを隠した。は解体業者へ渡し、荷物の部は処分した。
遺体の所を尋ねられると、鈴は京都郊の林を示した。
512。
警察とは現へ向かった。
午3頃、林から3の遺骨が発見された。DNA鑑定の結果、田健、吉、美希のものと確認された。
はそのに膝をつき、泣き崩れた。
「健、すまない。7も見つけてやれなくて……」
加藤さゆりも現で涙を流した。
7追い続けてきた事件の、あまりにも惨な結末だった。
鈴太郎は殺、体遺棄、証拠隠滅などの容疑で逮捕された。
錠をかけられた、彼はうなだれ、何も言わずに連された。
7隠してきた秘密は、ついに世に暴かれた。
615。
京都方裁判所で初公判がかれた。法廷は遺族や民、報陣で満席だった。
鈴はやつれた姿で法廷に現れ、起訴事実を認めた。
検察は、計画な誘いしと残忍な隠蔽作を厳しく指摘した。弁護側は偶発な事故だと主張したが、検察は7にわたる隠蔽こそが悪質さを示していると反論した。
第3回公判で、が証言台にった。
「7、弟を探し続けました。借のせいで、こんな劇が起きたなんて……」
傍聴席から、すすり泣きが漏れた。
8。
判決公判がかれた。
裁判は静かに判決文を読みげた。
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「被告の犯は残忍であり、7にわたり遺族に苦痛を与え続けた罪は極めてい。無期懲役を言い渡す」
傍聴席からきなため息が漏れた。
しかし、判決がすべてを解決したわけではなかった。
3が最期にどれほど恐ろしいいをしたのか。
遺体が林へ運ばれるまでの正確な経緯。
鈴は最まで、細部を語らなかった。
真実の部は、永にのに残された。
9初旬、田の告別式がわれた。
3は故郷の墓に並んで埋葬された。
は墓で何度もをげた。
「弟よ、もうらかに眠ってくれ。守ってやれなくて、本当にすまなかった」
事件は解決した。
だが、田は戻らなかった。
はそのも毎週、墓を訪れた。のものも、欠かすことはなかった。健が好きだったべ物を持ってき、美希が就職しようとしていた会社の話をし、吉がスーパーで働いていた々をいした。
加藤さゆりは最の記事をいた。
見しはこうだった。
「7ぶりにかされた真実。しかし帰らない族」
2011の、は墓で静かにをわせた。
真実はらかになった。
正義もされた。
けれど、喪失の空は埋まらなかった。
2004の京都失踪事件が残したものは、借と欲望が瞬の選択によって族をみ込んだという、あまりにも苦い教訓だった。
は真実を隠すことがある。
しかし、永に葬りることはできない。
305号の井裏に残された黒いバッグは、7の沈黙を破り、消された族の名をもう度この世に引き戻した。
そしては、今も墓で語りかける。
「おたちのことを、忘れない」
― 完 ―
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