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完結第15話
義父を八年看取った夜、手切れ金は三万円
義父の初七日の夜、エリート夫から突きつけられたのは手切れ金ゼロの離婚届だった。 「子供も産めない寄生虫に分ける遺産はない」。 八年間、一人で義父の糞尿を拭い看取り続けた私の人生は全否定され、明朝には家財ごとゴミ収集車で叩き出される危機に陥る。 絶望の中、義父の古いラジカセの電池蓋から見つかった一本のカセットテープ。 震える声で再生ボタンを押した瞬間、八年間の恐るべき真実が暴かれる――。因果応報|人生逆転|相続|介護2.2万字5 2315 -
完結第14話
年商一兆円の父にワインをかけた婚約者
創業家の御曹司との顔合わせ当日。ボロ車で駆けつけた私の父を見た義母は、「貧乏人の娘が」と父の頭から赤ワインを浴びせかけた。婚約者も冷笑し、父を詐欺師呼ばわりしてロビーで土下座を迫る始末。 だが、父は一言も取り乱さず、静かにワインを拭った。 「この縁談はなかったことに」 指輪を投げ返し、父の向かった先は日本中が恐れる巨大財閥の最上階。傲慢な親子が信じていた“金と権力のルール”で、静かな断罪劇が幕を開ける。因果応報|人生逆転|金銭問題|修羅場2.1万字5 4486 -
完結第10話
女刑事が止めた息子夫婦宅の毒寿司
「あの家には絶対に行かないで」――息子夫婦との夕食へ向かう電車で、私・チコは突然、刑事を名乗る女性に引き止められた。優しく理想的な嫁だと信じていた鈴には、前夫や両親が相次いで不審死し、そのたびに多額の保険金を受け取っていた過去があった。しかも私自身も、息子・亮太に勧められて2000万円の生命保険へ加入している。まさか、手塩にかけて育てた息子まで私たちの命を狙っているのか――。信じたい気持ちと恐怖の間で揺れながらも、私は夫・新一と真相を確かめることを決意。小型カメラを仕込んだぬいぐるみを手に息子の家へ向かい、食卓に並んだ寿司を入れ替える。すると亮太と鈴の顔から、一瞬で血の気が消えた。逃げ出した私たちが残した映像には、家族への信頼を完全に壊す会話と、さらに別の人物へ繋がる恐ろしい秘密が記録されていた――。因果応報|真実1.5万字5 3945 -
完結第14話
汚れた手と呼んだ義母へ
娘の両家顔合わせで、介護士の私は相手の母親から「病菌だらけ」と蔑まれ、手作りの祝い品まで目の前で消毒された。婚約者も何も言わない。私は娘の顔を見て、その場では言い返さず席を立った。それから三か月後。夜勤明けの私の携帯に、あの日の母親から突然電話がかかってきた。今度は、あの時とはまるで違う声だった。職場逆転|因果応報|嫁姑|絶縁2.1万字5 517 -
完結第13話
やさしい義母の消しゴム
元教師の義母は毎日家に通い、家事を助けてくれる「理想の母」だった。「高卒で無職の嫁を支える優しい私」を演じ、近所でも評判の聖母。だが、家の中から麻美の私物がひとつ、またひとつと消え、義母の選んだ物に置き換わっていくことに気づく。さらに義母のバッグから見つかったのは、麻美が知らぬ間に捺印されていた高額な連帯保証契約書だった。優しさという名の生活侵蝕から脱出するため、妻が静かに仕掛けた清算とは。ミステリー|因果応報|人生逆転|嫁姑|金銭問題2.0万字5 587 -
完結第12話
午前五時の朝餉
母・加奈子を理不尽に追い出して七日目の朝。二重ロックで施錠されたはずの台所で、炊飯器のランプが黄色く灯っていた。「保温:28分」。蓋を開けると、湯気を立てる筍ご飯と、包丁立てから消えた一番重い三徳包丁。電源を抜いても、暗証番号を変えても、毎朝午前五時に届き続ける温かい米。やがて米の底から現れた“ある金属片”を境に、父と祖母の顔から血の気が引いていく。母はどこから入り、この家で何を見つめているのか。因果応報|嫁姑|真実|修羅場1.8万字5 4154