-
完結第12話
境界の桜庭茶房 ~現代飯と国宝で、どん底から人生やり直します~
高校時代、親友の罠で泥棒の濡れ衣を着せられ、全てを失った桜庭小より。祖父の遺したボロ茶房を継ぐと、勝手口が飢えと戦乱に喘ぐ古代王朝へ繋がっていた。 即席麺や肉まんを振る舞えば「天女の料理」と崇められ、お礼に届くのは国宝級の青磁や真珠の首飾り。現代の夜会で「偽物」と嘲笑ってきた元同級生たちを、国宝鑑定の場で完璧に公開ざまぁ! さらに瀕死の若き名将の胃袋を掴み、現代の知恵で大飢饉を救い尽くす――。 どん底店主の痛快・異文化グルメ&大逆転ファンタジー!人生逆転1.8万字5 42 -
完結第15話
十二年前、泥水に捨てられた私
「男を産めない役立たず」と罵られ、豪雨の夜に塩を撒かれ叩き出された奈緒。生後間もない未熟児の娘を抱え、親友に夫を奪われた絶望の中で、早朝のビル清掃から再起を誓う。 しかし、過労で倒れたある男を介抱した日を境に、彼女の運命は静かに動き始める。 12年後、老舗の暖簾を失いかけた元夫の前に現れたのは、何億もの光を纏う絶世の貴婦人だった。見下されていた女が、すべてを覆す逆転劇が幕を開ける。因果応報|人生逆転|嫁姑|不倫2.3万字5 776 -
完結第16話
毎月100円を振り込む名医の20年
古紙回収の父を持つ私は、名門病院の院長一家から「前科者のような風貌」と罵られ婚約を破棄された。 悔しさに震えながら父の軽トラを掃除していると、座席の隙間から古い通帳が見つかる。 そこには、婚約者の父である院長から20年間、毎月5日に「100円」だけが振り込まれ続けていた。 それは援助ではなく、身代わりの罪を背負わせた父を監視する電子の首輪。 すべてを知った私は、父の手を握り、嘘で塗り固められた名医の式典へ向かう――。因果応報|人生逆転|真実|裡の顔2.4万字5 4693 -
完結第24話
身重の私を捨てた夫の誤算
臨月を迎えた私は、夫から無職の居候と罵られ、財産も養育費もすべて放棄させられて離婚した。裁判所の前で義母に両親の形見を踏み潰され、夫と浮気相手に嘲笑われていたその時、赤色灯を回した政府の車列が広場を封鎖した。車から降りた高官が泥だらけの私に深く頭を下げた瞬間、さっきまで見下していた夫が血相を変えて縋りつき、「今回も前みたいに頼む」と叫んだ。私はその手を払い、無言で車のドアを閉めた。人生逆転|裡切られた|夫婦|親子関係3.6万字5 448 -
完結第11話
追放された偽物令嬢、奇跡の霊泉で村ごと成り上がります
前世、取り違えられた真の令嬢に居場所を奪われ、惨めな事故死を遂げた幸根。だが目覚めた彼女の指には、万能の湧き水を湛える「秘匿空間の指輪」があった。泥沼の争いに見切りをつけ、戻った生家は借金まみれの極貧農家!?「今世は自分の足で立つわ」霊泉の力で育てる極上野菜に特製餃子、賢い牧羊犬と始める和牛放牧で、村は瞬く間に大繁盛!弟の病も奇跡的に癒え、家族の温もりに包まれる幸根の一方、彼女を追い出しシステム崩壊に青ざめた元の豪邸から必死の懇願電話が鳴り響く。だが、冷酷に切り捨ててきた彼らに差し伸べる手など、最初から一ミリも残っていなくて——。人生逆転1.6万字5 26 -
完結第14話
処刑寸前の冷宮幼女、心の声で国を救う
転生先は、開始数分で首を刎ねられる三流小説のモブ幼女・少々。目の前には玉杯を割られて激怒する冷酷無比の暴君皇帝・陸原! 「七日で直します!」と平伏する裏で『どうせ七日後に毒殺されて国ごと滅ぶ暴君だし』と毒舌全開で愚痴っていたら――まさか、その心の声が皇帝に筒抜けだった!? 娘の頭内実況を頼りに悪徳側室を断罪し、飢饉を焼き芋で救い、破滅フラグを叩き折っていく皇帝。逃げ出したい毒舌ちびっこ姫と、心声を聞いて絶対に手放さない暴君パパの、痛快中華ざまぁ&すれ違い溺愛ファンタジー!人生逆転2.1万字5 20 -
完結第13話
ただいま温度管理中です!
動物園の過労死から目覚めると、仙道門派で虐げられる無能弟子・星野ユイに転生していた私。胸を刺され、床には「死にかけのゴミ」と嘲笑された二つの黒い霊卵――。 だが元獣医の目から見れば、これは単なる深刻な温度管理不足! 手製の保育器で科学的にケアした結果、殻を破って現れたのは……大陸に数百年途絶えていた伝説の特級神獣・貔貅と白沢!? 外では敵を瞬殺する狂犬なのに、私の前ではお腹を見せて甘えてくる神獣たち。私を陥れようと毒薬を自作自演する筆頭弟子に、私を生贄に捧げようと企む偽善の掌門。理不尽な悪意に、最強の家族と共に立ち向かう!人生逆転2.0万字5 12 -
完結第24話
七年の指輪を外す夜
上場一周年を祝う丸の内の大宴会場で、株式会社アスターリンクの社長・相沢琢磨は、才色兼備の女性最高幹部・水上水希との婚約を電撃発表した。会場の末席でその言葉を聞いていたのは、創業期の極貧時代から七年間彼を無償で支え続けた同居人・神谷咲だった。「今の二人は、もはや同じ未来を歩く相手ではない」――報道陣の前で過去を冷酷に切り捨てられた咲は、かつて贈られた細いプラチナリングを静かに外す。 彼を立てるために素朴な女を演じ、口を閉ざしてきた咲。だが彼女の正体は、日本屈指の名門企業・神谷ホールディングス創業一族の長女だった。咲が去った直後、三十億円規模の大型資金調達が突如暗礁に乗り上げる。焦る琢磨が目にしたのは、七年前の事業計画書に残された咲の鋭い鉛筆の筆跡と、大物投資家が口にした信じがたい事実だった。自分を社長へと押し上げた真の存在に気づいた男の前に、幼馴染の九条礼司を伴い、自らの足で立ち上がった咲が現れる――。因果応報|人生逆転3.7万字5 1105 -
完結第20話
私の弁当に、店長の娘の名前
スーパーの惣菜部で十二年働くパートの私は、現場の経験を注ぎ込んで一人暮らし向けの出汁煮弁当を開発した。テスト販売で完売が続き全国展開が決まるが、提出された企画書の責任者欄には店長の娘の名前が印刷されていた。「君は45歳だ、あの子には将来がある」と店長に口止めされ、同僚の手前沈黙を選んだ私だったが、全国発売を決定づける最終確認書の署名を求められた瞬間、私は手渡されたペンを机に置いた。職場逆転|因果応報|人生逆転|裡切られた|怒り3.0万字5 1571 -
完結第13話
50万円の化け物屋敷を買った孤児
50年間店を営んできた70歳の佐藤マキは、突然届いた「敷金3倍」の通知書により、全財産を失い路頭に迷う絶望の淵に立たされていた。そんな彼女の前に現れたのは、飢えた12歳の孤児・ケ太。彼は「50万円の幽霊屋敷を買おう」と無謀な提案をし、周囲から嘲笑を買う。しかし、ゴミの山にすぎないと思われたその廃墟には、土地の価格を50倍に跳ね上げる「バイパス道路計画」という途方もない秘密が隠されていた。金に目が眩んだ実の息子が母の薬を人質に実印を奪おうと暴走する中、ケ太が密かに仕掛けた防犯カメラの録音データが再生され――。因果応報|人生逆転1.9万字5 131 -
完結第12話
中卒の清掃員をクビにした翌日
「中卒の契約社員なんて変わりはいくらでもいる」――5年間誠実に老舗百貨店で働き、病気の母を支えてきた22歳の結衣は、エリートマネージャーの杉山から突然の即日解雇を言い渡される。理由は、フロアで困っている高齢客を助け、食堂で新人の白髪老人・白石の話し相手になったことだった。生活費も母の医療費も途絶え、絶望の淵に突き落とされる結衣。しかし、彼女は知らなかった。毎日優しく話しかけていたその無口な老人こそが、この百貨店を所有する「最高権力者・会長」本人だったことを。白石が手帳に書き留めていた不正の記録と、静かに下された冷酷な審判の行方とは――。職場逆転|人生逆転1.8万字5 962 -
完結第23話
七歳の女の子が握りしめた富士山の木札
借地で古い銭湯「楓湯」を営む35歳の宮下は、ある冬の夜、閉店間際にわずかな小銭を握りしめた身寄りのない7歳の少女・小春と出会う。入浴料にも満たない額だったが、宮下は「今日は試し湯の日だ」と嘘をつき、タダで風呂へ通わせ始めた。 毎晩のようにボロボロの服でやってきては「ずっとここにいたい」と呟く小春。やがて、彼女の母親・さ苗が腰の痛みを抱え、ガスも止められた極限の生活を送っていることが発覚する。宮下は不器用ながらも2人を支えようとするが、そこへ「金目当て」という悪質な噂や、さ苗を連れ戻そうとする冷酷な親族の影が忍び寄る。 温かいお湯の裏で隠されていた過去の秘密と、家族の絆を賭けた選択の行方とは——。人生逆転|真相3.4万字5 459 -
完結第16話
片親の分際で、100年早い
「片親の分際でこの病院に入ろうなんて、100年早いんだよ」——6年間の努力と全てを注いだ履歴書が、人事部長・戸塚の手によって目の前で燃やされ、黒い灰へと変わった。母を交通事故で亡くし、祖母に育てられ、奨学金とバイトで医学部を卒業した24歳の藤川陽一。圧倒的な権力と「片親育ち」という偏見によって、彼の医師への夢は理不尽に踏みにじられようとしていた。ネットに流される中傷、追い詰められる二次面接、そして最終面接での容赦ない侮辱。しかし、絶望の底で戸塚が放った「悔しかったら、親を呼んでこい」という挑発が、すべての運命を狂わせる。ポケットのスマホを取り出し、陽一が静かに発した「——だそうです、父さん」という一言。扉の向こうから現れたのは、この病院の最高権威である「委員長」その人だった。燃え尽きた履歴書の灰の向こうで、隠された血縁と驚愕の復讐劇が今、幕を開ける——。職場逆転|人生逆転2.5万字5 835 -
完結第12話
じいちゃんの遺言
「ごめんなちゃい……」猛吹雪の夜、古民家の玄関に倒れていたのはボロボロの服を着た幼い双子の姉妹だった。利益至上主義のレストランで人間関係に疲れ果て、山奥の古民家に逃げ込んできた元高級ホテルのシェフ・千葉和人(38)。行き場のない母子を助けたことから、閉ざされた男の人生が音を立てて動き出す。 病に倒れた母親・美咲を救い、双子と囲む温かい食卓。それは和人がかつてホテルで失った「情熱」と「誰かを想う心」を取り戻していく日々だった。だが、彼女たちがこの雪山へ命がけで逃げてきた背景には、夫による暴行と多額の借金という暗い影が潜んでいた。蔵で見つけた祖父の遺言には「心を閉ざすな。愛を受け入れろ」と綴られており、血の繋がらない家族を守るため、和人は過去の孤独を捨てて決意を固める。 果たして、平穏を取り戻したかに見えた山奥の古民家に迫る影の正体とは。そして、和人が選んだ本当の「家族の味」の行方は——。職場逆転|人生逆転1.7万字5 584 -
完結第15話
義父を八年看取った夜、手切れ金は三万円
義父の初七日の夜、エリート夫から突きつけられたのは手切れ金ゼロの離婚届だった。 「子供も産めない寄生虫に分ける遺産はない」。 八年間、一人で義父の糞尿を拭い看取り続けた私の人生は全否定され、明朝には家財ごとゴミ収集車で叩き出される危機に陥る。 絶望の中、義父の古いラジカセの電池蓋から見つかった一本のカセットテープ。 震える声で再生ボタンを押した瞬間、八年間の恐るべき真実が暴かれる――。因果応報|人生逆転|相続|介護2.2万字5 2315 -
完結第13話
一度死んだ「秋田涼」と7歳の孤児
「俺と同じ名前の“秋田涼”は、23年前に死んでいた」――結婚を目前に控えた俺・涼は、婚姻届のために取った戸籍謄本から信じがたい事実を知る。0歳から施設で育ち、7歳で秋田夫妻に引き取られたはずなのに、戸籍にはなぜか「実子」と記され、出生地も誕生日も記憶と違っていた。さらに実家で見つけたのは、幼い頃の俺ではない少年と両親が写る古い写真。役所で記録を遡ると、27年前に両親の実子として同名の少年が生まれ、死亡した記録が20年前に消されていたことまで判明する。20年間、惜しみない愛情を注いでくれた両親を疑いたくない。それでも、このまま秘密を抱えて新しい家庭を築くことはできない。俺は戸籍を手に両親へ真実を問いただす。すると寡黙な父は、長年封じてきた過去を語り始めた――なぜ俺は“亡くなった息子”の名で生きることになったのか。その答えは、俺自身も知らなかった出生の秘密へ繋がっていた。人生逆転|親子関係1.9万字5 3129 -
完結第13話
見えない星
「明日から来なくていい」 突然突きつけられた一枚の契約解除通知書。三年間、両親の莫大な医療費を工面するため、床の泥すら素手で拭う思いで働いてきた契約清掃員のはる子に下されたのは、同僚の嫉妬による濡れ衣解雇だった。 足元から崩れ落ち、絶望に震える彼女の耳に、数日前から共にモップを握っていた「役立たずの新人清掃員」の老人が低く告げる。 「少しの間だけ、待っていなさい」 翌朝八時十五分。ホテル正面に滑り込んだ三台の黒塗りセンチュリーから降り立ったのは、昨日までの粗末な作業服を脱ぎ捨て、冷徹な眼光を放つグループ最高権力者の姿だった――。職場逆転|人生逆転2.0万字5 1794 -
完結第27話
妻を崖から突き落とした義家族と300億円の婿
「パパ、あの人ママだよ!」――半年前、「他に好きな人ができた」と置き手紙を残して消えた妻・ゆいを、俺・誠は山奥の道の駅で見つけた。だが彼女は車椅子に乗り、痩せ細った体で宝くじの箱を抱え、「近づかないで。あなたたちまで殺される」と怯えていた。やがて明かされた真実は、あまりにも残酷だった。ゆいを裏切ったのは、実の父・権蔵と兄・たけし。家の財産と会社の権利を奪うため、二人は彼女を崖から突き落とし、娘と俺の命を盾に脅して失踪を装わせていたのだ。半年間、妻の裏切りを疑い、自分の無力さを責め続けた俺の悲しみは、冷たい怒りへ変わる。もう黙って見下される男ではいない。ゆいを安全な場所へ送り、彼女が命がけで守った箱を手に、俺は義実家へ向かう。彼らはまだ知らない。「無能な婿」と嘲ってきた俺にも、決して明かしてこなかったもう一つの顔があることを――。人生逆転|真実4.1万字5 376 -
完結第14話
年商一兆円の父にワインをかけた婚約者
創業家の御曹司との顔合わせ当日。ボロ車で駆けつけた私の父を見た義母は、「貧乏人の娘が」と父の頭から赤ワインを浴びせかけた。婚約者も冷笑し、父を詐欺師呼ばわりしてロビーで土下座を迫る始末。 だが、父は一言も取り乱さず、静かにワインを拭った。 「この縁談はなかったことに」 指輪を投げ返し、父の向かった先は日本中が恐れる巨大財閥の最上階。傲慢な親子が信じていた“金と権力のルール”で、静かな断罪劇が幕を開ける。因果応報|人生逆転|金銭問題|修羅場2.1万字5 4490 -
完結第14話
奇跡の精度を生む清掃員の秘密
「お前、今どこにいるんだ? 本社の最高経営責任者とドイツの技術専門家が名指しでお前を探している!」 スイスの中立国にある機械工場。名目上は外部から派遣されたただの清掃員・鈴木誠は、夜間に誰もが気付かない最新鋭ドイツ製工作機械の微細な異音を聞き取り、長年の経験と手の感覚だけで致命的なズレを密かに修正した。しかし、彼が何気なく施したその気まぐれな調整が、四日後に加工成功率を九十九点九パーセントへ跳ね上げ、工場経営陣を震撼させる。 かつて日本の宇宙航空産業を支え、弟子が起こした事故の責任を背負ってすべてを捨てた「国宝級の匠」であるはずの男が、なぜ異国の地で底辺の清掃員として身を隠さなければならなかったのか。高額な損害賠償を恐れ、身分を隠し続けた彼の背後には、かつての裏切りと過酷な過去が潜んでいた。 「鈴木誠さん、あなたが何気なく手を加えたことで、この工場に何がもたらされたか分かっている?」 果たして、世界を揺るがす天才職人の正体が完全に暴かれたとき、彼を待ち受ける新たな運命と選択とは何なのか。職場逆転|人生逆転2.1万字5 1106