"12年目の虫かご" 第6話
そしてさな属片が見つかった。
刑事はその属片を見た瞬、11の景をいした。
あの。
基礎の縁で見つけたものと同じだった。
腕計のバンドの部だった。
警察は、夫ののから見つかった腕計本体と照した。
や湿気にさらされていたため慎な鑑定が必だったが、破断した部分の形状が致することが確認された。
あの、翔太の腕かられた計。
本体は夫のに隠され。
部はコンクリートのに残った。
11れていた2つが、ようやく再びつながった。
さらに骨や周囲の壌から、薬物の痕跡についても調べられた。
そこで、物用の麻酔薬と同系統の成分が確認された。
購入記録を辿ると、事件が起きたの、夫が作業の物管理を名目に同じ種類の薬品を購入していたことが分かった。
刑事は資料を机へ並べた。
5つの虫かご。
翔太の計。
作業の基礎。
薬品の購入履歴。
そして文の証言。
11なら、1つずつではかったものが、今度は1本の線になっていた。
警察は夫が入院している病院へ向かった。
病の扉がくと、夫はベッドのでテレビを見ていた。刑事の顔を見ると、わずかに眉をかした。
「夫さん」
刑事はベッドの横へった。
「11の、5の子供の失踪事件について伺いたいことがあります」
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夫はしばらく黙った。
「ご同をお願いします」
しばらく井を見つめた、夫はゆっくり頷いた。
取調。
蛍灯のいので、夫は患者着のにいカーディガンを羽織って座った。
向かいには、11から事件を追ってきた刑事。
その隣には若い刑事がいた。
最初の質問は単純だった。
「事件当、あなたはどこにいましたか?」
夫はゆっくりをいた。
「公民館ですよ」
「自治会の捜索会議を私が仕切っていました。記録にも残っているはずです」
刑事は頷いた。
「確かに記録はあります」
夫の表がし緩んだ。
しかし刑事は、次のをめくった。
「ただし、その会議は翌の午です」
夫の目がいた。
「事件当ではありません」
ほんの瞬だった。
それでも刑事は見逃さなかった。
夫はすぐに姿勢を正した。
「そのの朝から作業を備していました」
「誰か緒でしたか?」
「1です」
「証できるは?」
「トラックの運記録があります」
「その運記録は、あなた自がいたものですね」
沈黙が落ちた。
刑事は机のへ1枚目の写真を置いた。
から見つかった5つの虫かごと、腕計。
「説してください」
夫は写真を見た。
「翔太たちの物です」
「なぜあなたのに?」
「義姉が見ているのが辛いと言うので、私が預かったんです」
刑事は夫をしばらく見つめた。
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「5全員の物をですか?」
「そうです」
刑事はそれ以反論せず、次の資料をした。
腕計の鑑定。
「作業から見つかったバンド片と、あなたのからてきた計本体。破断部分が致しました」
夫の唇が固くなった。
3つ目。
薬品の記録。
「5が見つかった所から検された薬物と、あなたが事件に購入した物用麻酔薬が同系統です」
夫は両を膝ので組んだ。
指先が、わずかに震えていた。
それでも夫は認めなかった。
1目。
2目。
3目。
同じ取調。
同じ子。
刑事は何度も質問した。
そして3目。
最に、1本の映像を再した。
画面に映ったのは、病の文だった。
には酸素用の管があり、顔は痩せていた。
それでも声ははっきりしていた。
「あの、夫さんのトラックにコンクリートの跡がいっぱい残っていました」
夫の線が画面へ固定された。
「そのくに、さな網の子も落ちていました」
文は涙を拭った。
「怖くて11言えませんでした。本当にごめんなさい」
映像が終わった。
取調に、械のさな作音だけが残った。
刑事は何も急かさなかった。
しばらくして、静かに言った。
「夫さん」
男は俯いたままだった。
「もういいでしょう」
刑事の声はかった。
「本当のことを話してください」
夫の肩が細かく震え始めた。
い沈黙の。
夫はようやくをいた。
「あの……子供たちがあそこまで入ってくるなんてわなかったんです」
声はさかった。
刑事は何も挟まず、聞き続けた。
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