"7年目の地下貯蔵庫" 第14話
々はその父親に対して、同と非難を同に向けました。
が子をう気持ちが分からないわけではありません。
しかし、違ったが、1つの族の7を根こそぎ奪ってしまったのです。
もしあの夜、満作が別の選択をしていれば。
息子をかばう代わりに、真実と向きっていれば。
なくとも葵の族が、7というい暗のを彷徨うことはなかったはずです。
拓也は殺の罪で裁判にかけられました。
法廷にった拓也は、顔をげることができませんでした。
傍聴席には、葵の母親の佳子と弟の賢太が座っていました。7、娘を、姉を胸に秘めてきてきた族でした。
拓也は彼らに向かって何度もをげました。
しかし、どんな謝罪の言葉でも、彼らが失ったを埋めることはできません。
裁判がかれている、母親の佳子はただの1度も席をしませんでした。娘をあんなふうにしたの顔を、自分の両目でしっかり見届けるためでした。
拓也があの夜の来事を供述するたびに、佳子はハンカチを握りしめ、肩を震わせました。弟の賢太は、そんな母親のをそっと握りました。
2はそうして、7ぶりに向きった真実を最まで見届けました。
裁判官は拓也にい刑を言い渡しました。
1の命を奪い、7もその罪を隠し続けた悪質さは決して軽くない。
広告
それが理由でした。
ついに、伊藤葵のは、法の名においてその真実を認められることになりました。
判決がされた、法廷のはい沈黙に包まれました。
拓也はうなだれたまま、何も言えませんでした。
傍聴席の佳子は両でを塞ぎ、声をさずに泣きました。
7という歳が、その1度の判決で報われるはずがありません。
しかしなくとも、娘のが無駄ではなかったということ。
娘が逃げたのではないということ。
その事実が世ののすべてのにらかになったこと。
それだけでも、佳子にとっては無の慰めでした。
7胸に刺さっていた悔しさが、ようやくしだけ溶けたようでした。
い裁判が終わり、葵の遺骨はついに族の元へ戻りました。
7、暗いに閉じ込められていた娘。
濃な豚骨スープの匂いのに眠っていた娘。
その子が、ようやくののにたのです。
葬式は静かに執りわれました。
7にう、あまりにも遅すぎる葬式でした。
祭壇には、葵のあの証写真が飾られました。髪をろで結び、ぎこちなく笑う24歳の姿のままでした。
7が過ぎても、写真のの葵はそのままを止めていました。
そのるい顔を見て、訪れたたちは皆、目をくしました。
母親の佳子は、娘の遺骨を両腕でしっかりと抱きしめました。
広告
その、佳子は57歳でした。7というは、その顔にいしわを刻み込んでいました。
佳子はたい骨壺を、まるで幼い娘を抱くように胸に抱きました。
そしてく泣きました。
「葵……うちの葵……」
声はかすれていました。
「お母さんは、おを1度も疑わなかったよ。おが逃げたなんて、お母さんは1度だって信じなかった。そうさ、おは1度もお母さんの元をれたことなんてなかったんだね。ずっとあそこにいたんだね」
佳子は骨壺に頬を寄せました。
「さあ、に帰ろう。私の娘。に帰ろうね」
そばにいた弟の賢太も、姉の骨壺を撫でながら涙を流しました。
世が姉を「族を捨てた女」だと指さした7、賢太は1度も姉をむことはありませんでした。
学費を送ってくれた姉のきのを、彼は最まで切に持っていたからです。
今、賢太はようやく姉の汚名をらすことができました。
「お姉ちゃん、お姉ちゃんが俺を学にかせてくれたじゃん。今度は俺がお姉ちゃんの濡れをらしてやったよ。お姉ちゃんは逃げたんじゃない。みんな分かってくれた。だからもう、ゆっくり休んで」
族のすすり泣きが、静かに続きました。
その様子をくから見守っていた刑事も、無言でをげました。
7、彼が「再確認すること」とき残し、とうとうくことのなかったあの類。
その申し訳なさを、は7越しにようやく返したことになります。