みかん小説
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"白いドレスの告白" 第7話

夜1になると、あののことが蘇った。

展望スポットでの美智子の笑顔。

幸せそうに語る結婚の話。

自分ので膨らんでいった暗い

京子は毎晩のように悪にうなされた。

で、美智子がから現れた。

濡れた髪のまま、京子を見つめて問いかける。

「どうして?」

目が覚めると、全に汗をかいていた。

でも、京子は以より無になった。同僚が話しかけても、の空で返事をすることが増えた。

丈夫、田さん? 最元気がないけど」

そう配されるたび、京子は無理に笑顔を作った。

丈夫です。ちょっと疲れているだけです」

だが鏡に映る自分の顔は、ごとにやつれていった。事も喉を通らず、体も減っていった。母親が配して、病院にった方がいいと言っても、京子は「丈夫」と答えるだけだった。

54

美智子の失踪事件は、警察ので未解決事件として記録されていた。折、聞に者の報としてさく掲載されることがあったが、しい報は何もなかった。

美智子の族も、しずつ捜索を続ける力を失っていった。

婚約者は、別の女性と結婚したという話もに入った。

は、すべてを流していく。

京子はそうった。

しかし、自分のの罪だけは流れなかった。

56、京子にいがけない縁談が持ち込まれた。

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は、同じ会社の取引先で働く男性、田誠だった。33歳の真面目な会社員で、派さはないが、穏やかで誠実な柄だった。

最初の見いの席で、田は京子に優しく話しかけた。

「田さんは静かな方ですね。僕もあまり社交ではないので、気がうかもしれません」

京子は戸惑った。

自分のようなが、結婚などしていいのだろうか。

そういながらも、田の穏やかさにしずついていった。

彼は無理に話をさせなかった。沈黙があっても、焦らず待ってくれた。何度か会ううちに、京子はさな希望を抱くようになった。

このとなら、しいを歩めるかもしれない。

を忘れて、普通の活ができるかもしれない。

57の初め、田は京子にプロポーズした。

「田さん、僕と結婚してください。切にします」

京子は涙を流しながらうなずいた。

「はい。よろしくお願いします」

その涙がびからなのか、それとも別のからなのか、京子自にも分からなかった。

結婚式は昭575に決まった。

美智子が失踪してから8の、同じ季節だった。

式当、京子はホテルの控で、純のウェディングドレスを着ていた。鏡に映る自分の姿を見ながら、彼女は複雑な表を浮かべていた。

本当に私は、このドレスを着る資格があるのだろうか。

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の奥で、そんな声が響いていた。

には、両の親族、職の同僚、代の同窓も何か招かれていた。皆が京子を祝福した。

「おめでとう、京子ちゃん」

「幸せそうね」

京子は笑顔を返した。

だが、その笑顔はどこかこわばっていた。

式はみ、田は優しく京子のを握った。

「これから2で、幸せな庭を築いていこうね」

京子はうなずいた。

しかしでは、美智子の顔が浮かんでいた。

宴が始まり、会は華やかな雰囲気に包まれた。

乾杯の音が取られ、料理が運ばれ、親族たちは笑顔でグラスをわせた。

京子は婦席に座り、来賓にげ続けていた。

その代の同窓たちのテーブルから、美智子の名が聞こえた。

「美智子ちゃん、本当にかわいそうだったわよね」

「失踪したまま、何も分からないなんて」

「京子ちゃんも、あの緒だったからつらかったでしょうね」

その会話を聞いた瞬、京子のが震えた。

グラスがさく音をてる。

田が配そうに尋ねた。

「京子、丈夫?」

丈夫です。し暑いだけです」

そう答えたものの、京子のにはもう周囲の音が入っていなかった。

美智子。

美智子。

その名だけが、で何度も繰り返されていた。

京子は突然がった。

し、お洗いに」

そして会た。

吉田桂子は、そのろ姿を見て違を覚えた。

宴の最に、あんなに慌ててていくのは普通ではない。

桂子はそっと席をち、京子のを追った。

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