みかん小説
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"眠らされた妻の録音" 第10話

しばらくすると、同じアドレスからメッセージが届きました。

「彼の本当の姿をりたいですか」

私はすぐ返信しました。

「あなたは誰?」

しかし返事はありませんでした。

翌朝、私はこの画を武田刑事に渡しました。

映像を見終えた彼は、しばらく黙っていました。

「このファイルをに誰かへ送りましたか」

「いいえ」

「当分、にはさないでください」

私は頷きました。

「夫は逮捕されますか」

武田刑事はゆっくり息を吐きました。

「この映像があれば、ご主が事に計画を認識し、関与していた証拠になります」

私は両を固く握りました。

「私が初めてではないというのは、どういうですか」

武田刑事の表くなりました。

「追加で、被害者とわれる女性3名の元を確認しています」

3

私以にも。

私は言葉を失いました。

警察署をると、粒のり始めていました。

私は傘も差さず、しばらく入っていました。

私が直面しているのは、1つの族の腐敗ではありませんでした。

続いてきた、もっときく、もっとおぞましい仕組みだったのです。

その、私は眠に苦しむようになりました。

目を閉じると、あの客が見えます。ドアがロックされる音が聞こえます。男たちの音がづいてきます。

4び起きると、全や汗で濡れていました。

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が震えて、コップのさえ持てませんでした。

3、警察は義父の国分を含む3を、産詐欺、脅迫、監禁、薬物使用など複数の容疑で逮捕したと発表しました。

ニュースは気に広まりました。

横浜の再発事業を語っていた義父の名が、今や「逮捕」「汚職」「脅迫」という見しと共にインターネットに並びました。

しかし優斗だけは、まだ逮捕されていませんでした。

範囲を制限され、捜査に協力するに置かれていると聞きました。

私は彼のことを尋ねませんでした。

彼がを受け取っていたとった瞬から、どんな言い訳も聞きたくなかったのです。

そのの午、また見慣れたアドレスからメールが届きました。

「今夜8、湘くの辺のカフェ。映像を送った物をりたければ、1で来てください」

私はその文章を何度も読みました。

罠かもしれない。

脅迫かもしれない。

けれど、本当に私を助けてくれているかもしれない。

私は武田刑事にらせました。

彼は眉をひそめました。

かない方がいいでしょう」

「誰なのからなければなりません」

「では、々がくから確認します」

夜8

私は指定されたカフェへきました。

空は曇り、からたいが吹いていました。カフェはすいていて、客はまばらでした。

窓際の席に座って待っていると、810分、誰かが私の向かいの子を引きました。

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そこに座ったのは、義母の鈴子さんでした。

私は言葉を失いました。

彼女はのカーディガンを着て、髪をく結んでいました。数に10歳も老け込んだように見えました。

「鈴子さんだったんですね」

彼女は俯きました。

「映像を送ったのは、私よ」

私はの入ったコップをく握りました。

憎しみと警戒が、で混ざりいました。

「いつから、あのたちを監していたんですか」

義母はくまでにがかかりました。

「あなたが最初に義実で気絶するように眠ってしまったからよ」

「気づいていたんですか」

私の声は震えました。

義母のに、涙が落ちました。

「最初は何を企んでいるのか分からなかった。ただ、夫と優斗がだんだんおかしくなっていくから、注して見ていただけ。そうしたら、夫のパソコンにある映像を見てしまったの」

彼女の声が詰まりました。

「その夜、私はショックでトイレで吐いていたわ」

私は彼女を見つめました。

「全部っていたのに、どうして何もしなかったんですか」

義母は顔を覆って泣きました。

「私も怖かったのよ。あなたは、私が怖くなかったとうの?」

私は唇を噛みました。

「私があの部に閉じ込められていた、どれほど絶望していたか、鈴子さんには分からないでしょう」

「ごめんなさい」

彼女がそう言いました。

その言葉は、で泣きながら言った謝罪とは違いました。

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