みかん小説
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"病室の鍵を閉めた嫁" 第7話

今、夫の遺したあの属箱は、の暗い貸庫ので静かに眠っている。そして、自宅の古い引きしには、あの子のに置いてきたはずの、しかし拓哉が荷物と緒に送り返してきた、あの真っ作りの産着が切にしまってある。実際に使われたかどうかは分からないけれど、どうしても捨てることだけはできなかった。

そして、貸庫のの箱のには、しく1枚の写真が加わっている。拓哉が携帯に送ってきた、すくすくと育っている初孫の写真だ。私はその写真を見つめる度に、胸の奥でさくう。

(あなたにこの世界で会えたことだけは、おばあちゃんは1ミリも悔していないわよ)

あの病院の病の鍵がたく閉まったあの音を、私は今でもの奥で鮮に覚えている。あの音は私のプライドとく、修復できないほどに傷つけた。でも同に、私に切な真実を教えてくれたのだ。

世のには、こちらから無理にけてもらう必のないたい扉もあるけれど、どんなに拒絶されても、自分自で決して閉ざしてはいけないさな温かい扉もあるということを。

私は、あの欲な息子夫婦との関係の扉を永に閉じ連ねた。でも、孫への純粋ないだけは、これからもこの胸の奥で、静かに、温かく守り続けていくつもりだ。

族をすることと、自分のの尊厳をに捨てることは、全く別のことなのだから。

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