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"2億円の幽霊屋敷で、腹ぺこの悪霊を雇いました" 第13話

べられるものなら

誠司が帰って3目の朝、敷に朔はいなかった。窓のに古い靴が残り、に着ていく着がない。めた茶のに「してくる」といたがあった。裏を返しても、き先も戻る刻もいていない。

はの入りより先へると、陣に引き戻された。試したのを度見ている。度は魚を捕りにくと言って、首を押さえて帰り、川のほうがすぎると文句を言った。もう度は斗の友達を送ったときだ。最の灯からかず、先は僕に頼んだ。今は陣がない。どこへってもいい。

1分のつもりで米をとぎ、もう半つかみした。久世のでは、急にが増えても必な分だけ炊けた。今はその半つかみを、誰がべるとって入れたんだろう。

昼、を度叩く音がした。けると、で髪をぐしゃぐしゃにした朔が焼き栗の袋を持っていた。

「川までった」

「魚はいた?」

「釣りをしてるやつが朝から座ってた。釣れたところは見なかった」朔が袋を僕に押しつけた。「帰りに台があった。焼きたてって言うから回待った。これはちゃんとい」

袋をけると、1つ割ってくれた。掌に転がった栗はまだ温かかった。次はどこへきたいか聞くと、暇になったらもうしくへ、そのに裏の窓のすきを直す、と言う。

昼には、答えを保留にされていたことを持ちさなかった。

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夜になって、朔が自分から枕を抱えて来た。戸で敷居を見ろし、鍵が必だった昔のことでもいしたように、し黙った。

「陣がなくなったら、ここにいたいかって聞いただろ」

「うん」

「川までって分かった。見たいものはあんなもんだ。あとはおだ。おがいるなら帰ってくる」

戸をもうしけた。朔は枕の角をつまんだまま、「陣も破れたし、そろそろおをっていいか」と聞いた。

「いいよ。そのに、の朝は塩パンね。駅のパンで焼きたてを買ってきて」

「本当にったらどうする」

「朔にできる?」

枕をベッドに置いた朔が、僕の胸にを当てた。肩にを置いていると、しして、速いな、と言った。

「それは僕のだよ」

「ってる。こんなにきく聞こえるんだな」

襟がまだたくて、を置いたままにした。顔をげた朔が、軽く唇をねてれ、僕の顔を見た。僕はかりを消して、もう度引き寄せた。

翌朝、隣の枕は空だった。卓には塩パンの袋と、午717分のレシートがあった。マグカップを運んできた朔が、から並んだのに、袋をしていなかったのは自分だけだったとをこすった。

「次は緒にくよ」

袋をけ、いちばん焼きのいいパンを選んでくれた。「じゃあ起きろよ」

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