みかん小説
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"義妹が私の弁当に入れたものを、夫が食べた" 第9話

也も史子さんも切声をかけず、その演技のような涙をただややかに見つめていた。

誰も助け舟をさないことに気づいたのか、結さんの泣き声がしずつさくなっていった。

「パニックになって気がついたら入れていたという言葉は嘘ですよね」

私の静かな指摘に結さんが私を睨みつけた。

「もし本当に衝に使ってしまっただけなら、どうしてあんなさな綺麗な調料の容器に移し替えていたんですか?私専用の付けだと嘘をついてお弁当に入れさせるための実まで用していた。それは衝でもパニックでもありません。確な計画です」

結さんの顔からさっと血の気が引いた。さらに、曜の話しいは結さんを追いすためのものではなく、借をどうするか真剣に考えようとして設定しただったと伝えた。

史子さんもたい声で「にたかったなんて嘘をついて私たちの同を買おうとするのはやめなさい。あなたが容器を持ってきた、笑っていたわよね」と言い放った。

結さんは言葉を失い、最に也へ助けを求めた。しかし也も「おがどんな言い訳をしても、千佳の命を危険に晒した事実は変わらない。俺はおを助けないし、もう度とも貸さない」と完全に退を断った。

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劇のヒロインの仮面が完全に剥がれ落ちた結さんは、顔を醜く歪め、私に向かって叫んだ。

「あんたのせいよ!あんたがこのに来てから全部おかしくなった。あんたが私から族を奪ったのよ!」

自分の失敗や無責任なを全てのせいにする本音だった。私は静かに、史子さんがカードを止めたのは結さんが約束を破っておを引きしたからであり、也が送座を解約したのも自分で決めたことだと伝えた。

也は「おが俺たちをただの財布や具としてしか見ていなかっただけだ。俺はおが持ってきた薬品のせいで胃を洗浄されて3入院した。それなのにおは度も俺にごめんなさいと言っていない」とややかに見つめ返した。

結さんはパニックになり、刑事に「このたちみんなで私をいじめるんです」と訴えたが、刑事は「今のあなたの発言は奥様に対するいみがあったというを裏付けるものです」と徹に宣告した。

史子さんが茶い封筒を取りし、自分のの通帳のコピーと過の引きし記録のメモを刑事へ提した。の裏付けとして警察に証拠として渡すためだ。

「お母さんまで私を捨てるの?」と鳴をげる結さんに、史子さんは筋の涙をこぼしながら答えた。

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「見捨てるんじゃない。あなたがしたこと、私がしたことにしないだけよ。私はもうあなたの共犯者にはならない」

結さんはへたり込むように座布団に崩れ落ちた。そのまま警察署へ同を求められ、度とこちらを振り返ることなく玄関のへとてった。

数、私は警察署で記憶にある事実をそのまま話し、供述調に署名と捺印をした。これで私の記憶は公な記録として固定され、もう族の都でなかったことにはできない。

そのの夜、親族のまとめ役を自負している旅さんから話があった。結が警察に捕まったことを史子さんから聞き、内の恥を警察に売ったと私を責めててきた。

「あなたが被害届を取りげなさい。ただの当たりだったって警察に言い直せば済む話でしょう。嫁なんだから族の恥を隠せ」

しの私なら押し切られていただろう。しかし私は「被害届は取りげませんし、嘘もつきません」とはっきり断った。

旅さんが鳴り声をげようとした瞬、呂がりの也が私のスマートフォンを抜き取った。

「おばさんは俺がどれだけ苦しんだからないからそんな無責任なことが言えるんだ。親戚の体裁より俺は俺の妻を守る。結のことは警察と裁判所に任せる。度とうちのことにをさないでくれ」

也はそれだけ言うと通話を切った。からの圧力や親族からの世体という揺さぶりすらも、今の私たちを揺るがすことはできなかった。

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