"義妹が私の弁当に入れたものを、夫が食べた" 第6話
也が史子さんのからスマートフォンを奪い取った。
「結、俺だ。落ち着け。おはをらなかったんだな?分かった、なら正直にそう言えばいい。警察には俺からもで説するから丈夫だ」
也は妹にそう言い聞かせ、話を切った。そしてまるで勝利宣言でもするように私を見た。
「聞いたか千佳。結はをらなかったんだ。ただの調料だとってたんだよ」
私は夫の顔を静かに見つめ返した。
「をらなかったなら無実になるんですか?所の分からない審な末を、私が好きだと言っていたと嘘をついてお弁当に入れさせた。その事実は消えません」
結さんはなぜ、私がお弁当を作るとって慌ててそれを持ってきたのか。どうして私専用の付けにさせたのか。
私が問いかけると、也は顔を歪め舌打ちをしてから線を逸らした。おは結が捕まればいいとっているのか、しでも庇ってやろうとわないのかと也は鳴った。
私が被害者になるはずだったのに、夫は私を気遣うよりも先に加害者かもしれない妹を守ろうとしている。
「也、やめなさい」
かすれた泣くような声がした。ずっと黙って俯いていた史子さんだった。史子さんは両で顔を覆ったままガタガタと震えていた。
「千佳さんは悪くない。
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悪いのは私よ。私が違えたのよ」
史子さんは誰に言うともなく呟いた。結は普通の調料を持ってきたが、自分が掃除に使っていた古い何かと違えてお弁当に入れちゃったのだと言う。
私は息を呑んだ。史子さんは娘を庇うために嘘をつこうとしている。科学捜査によって客観な事実があるにも関わらず、自分の注ということにすれば娘が警察から解放されるとい込もうとしているのだ。
也も慌てて母親をなだめようとするが、史子さんのには届いていないようだった。
「私が違えたって言えばいいのよ。私があの子を追い詰めたから。私がのカードを取りげたから、あの子は……」
史子さんのから、あのの件がこぼれ落ちた。これまでもずっと、この族はそうやって結さんの問題をさく扱ってきたのだ。
結さんがおに困れば也が黙って借の尻拭いをし、史子さんは言い訳を与え続けてきた。そして私自も、結さんからの悪を「ただの嫌」として放置してしまった。
その結果がこれだ。私が問題をさく扱ったせいで、結さんの敵は害な物質へと姿を変えた。
「カードを止めたのはお義母さん自です。私のせいだとっている結さんの誤解を、どうして解いてくれなかったんですか?」
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「言えなかったの。私が突き放したとったら、あの子がどうなるか……私が守ってあげなきゃ。誰があの子を助けるの?」
娘を守りたいという母親の痛な叫びだった。しかしそれはではない。本の責任を奪う為だ。
このまま史子さんの嘘を黙認すれば、結さんは責任を押し付け、也も母親が罪を被ることを受け入れてしまうかもしれない。そんなことは絶対にさせてはいけない。
私は病をびし、担当刑事を見つけて史子さんが嘘をつこうとしていることを伝えた。
刑事は帳を取りし、静かに言った。「ご配には及びませんよ。科学捜査はのい込みや嘘を簡単に見破ります」
今回検された物質は庭の掃除で使うようなものではなく、史子さんが台所で違えることは物理に能だという。さらに、容器には結さんの指紋しか残っていなかった。
私は堵しつつ、結さんが私にいみを持つ理由であるの件もすべて刑事に話した。刑事は帳にペンをらせ、結さんが奥様を確な標としたが裏付けられると頷いた。
翌の午。也の経過は良好で数以内には退院できると説があった。史子さんは朝くから警察にき、自分が違えたと主張しにったのだろう。
也は、母親が言い張れば事故として処理してくれるかもしれないと、微かな期待を滲ませていた。
「事故にはならないわよ。あの薬品は庭の台所にあるようなものじゃないと警察が言っていたわ。