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"120億円の契約を取った帰りにクビになった" 第8話

「件費を抑えたかったんでしょうね」

「ですから、核アルゴリズムの特許を受ける権利は、今も5の元にあります」

「会社がうちのものだと言い張っても、規定を作ったのは会社です」

「自分の規定の続きをばしておいて権利だけ主張するのは、苦しいですよ」

弁護士は類をめくった。

「それから、ここ数ヶの賞与の減額評価の根拠が示されていないなら、労働審判で分争えます」

弁護士は類をファイルに丁寧に戻した。

私はくうなずいた。

「必な類は5分、今夜までに用できます」

「お願いします」

弁護士が帰ってすぐ、私のスマホが鳴った。

画面には野会の名があった。

私は背筋を伸ばし、話にた。

「瀬さん、今、黒川専務にお帰りいただいた」

私は落ち着いた声で返した。

「そうでしたか。ご迷惑をおかけしました」

野会はく言った。

「迷惑をかけたのはあなたじゃない」

野会はしを置いた。

「連れてきた若いのにつないだが、1つも答えられなかった」

「本契約の履終は、今のうちに内容証で送る」

「それで、あなたはこれからどうする?」

私は迷いなく答えた。

「独します。チームと緒に」

野会の声がし驚いたように響いた。

「5とも来るのか?」

「今夜確かめます」

「そうか」

話の向こうで、をめくる音がした。

野会は真剣な声で告げた。

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「はっきり言っておく。私が欲しいのはあなたとあの5だ」

「5がいないなら、青井酒にの違約を払うことになっても、あちらとの本契約はかさない」

「5が揃わなければ、あなた1と組む話にもならない」

「そこは甘く考えないで欲しい」

私は力く答えた。

「わかりました。1も欠けさせません」

「結果を聞かせてくれ」

話が切れた。

私はスマホを持ち直した。

個用のLINEグループに、いメッセージを1つだけ打った。

『みんな、今夜空いてる?ご飯でもどう?』

30分。

発チームのメンバー5が、約束した居酒の個に揃った。

主任プログラマーの瀬戸輔は、部に入ってくるなり待ちきれないように言った。

「凛さん、体何があったんですか?」

「今朝、事部からいきなり報告ラインを変えるって通が来たんです」

「僕ら全員、あの黒川のにつけられて」

瀬戸は憤りを隠せなかった。

「相沢部に聞きにったら、凛さんは社内規定違反で首になったって言うんですよ」

「でたらめにもほどがある」

アルゴリズム担当の阿部も、顔を真っ赤にしてを乗りした。

「そうですよ。凛さん」

「この3ヶ、凛さんが私たちと何回徹夜したとってるんですか?」

「野精の技術の難所は全部、凛さんが先にって潰したんです」

阿部はテーブルを軽く叩いた。

「黒川翔なんて何なんですか?昨もいきなり来て、核コードのインターフェース仕様せって」

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「呼びしの基本も分かってないのに構成を変えろとか、だけして」

私は皆を落ち着かせるようにで制し、1ずつにゆっくりとお茶を注いだ。

それから、鞄から相沢から届いた解雇通のコピーをして見せた。

そして、黒川が州で野会にそので追い返された経緯を、最初から全部話した。

個のが、気にざわついた。

瀬戸が元のグラスを、ドンとテーブルに叩きつけた。

「ふざけやがって」

「使えるうちはストックオプションだの賞与だの約束しておいて、案件が決まった途端に用済みで切り捨てる」

「黒川と相沢がやってるのは、どう見ても柄の横取りじゃないですか」

瀬戸はまっすぐに私を見た。

「凛さん、どうするつもりですか?」

「私たち、凛さんの言う通りにします」

瀬戸の目は真剣だった。

「この3、凛さんが案件を取ってきて、からの圧力を受け止めてくれなかったら、私たち今の技術も設備もに入らなかった」

「これは私たちみんなで作ったものです」

「なんであんな連に持っていかれなきゃいけないんですか?」

目のの5の目は、に満ちていた。

私の胸の奥が、じんわりとかくなった。

会社の肩きより、こうして緒に戦える仲の方がずっと放しがたい。

私はさく息を吸い込んだ。

「みんな、まず落ち着いて」

私は声を落として、順序てて話した。

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