"120億円の契約を取った帰りにクビになった" 第7話
「具体な技術の細部につきましては、々の発チームが、具体な評価報告を」
野会はそのでたく言い放った。
「評価報告?」
会の目の奥に、確なりの剣が浮かんでいた。
「黒川専務」
「基本の業務の筋も分かっていない役たずを連れて、私に会いに来るのは」
「私のを侮辱しているのか、それとも私の120億の投資を踏みにじりに来たのか」
黒川の顔が真っになった。
黒川は慌てて両を振り、言い訳を並べた。
「会、どうかおりにならず」
「技術の細部はもちろん担当の発班が詰めます」
「翔は主に、総務な調の担当でして」
さっき、技術の窓は全て翔が担当すると言ったばかりのだった。
「もういい」
野会は机をく叩き、勢いよくちがった。
刃物のような厳しい目で、黒川を見据えた。
「私があなたの会社と120億の本契約を結んだのは、全部、瀬さんがいたからだ」
「この3ヶ、彼女は技術チームを連れてうちに丸1ヶも泊まり込んだ」
「技術の難所も、法律の危険も、納品の順も」
「1つ1つ、彼女がを率いて、朝から晩まで噛み砕いてきたんだ」
野会は黒川の先に指を突きつけた。
容赦なく言葉を続けた。
「彼女は業務を分かっているだけじゃない」
「うちの会社が本当に何を必としているかを分かっている」
「彼女が署名した個の履確約は、5分の業界での信用と技術の力を担保にしたものだ」
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「あなたの会社の板を信用したとでもったのか」
「瀬さんの技術管理とチームの納品がなければ、私から見てあなたの会社はただの空箱だ」
言い終えると、野会はもう黒川の方を見なかった。
隣に座っていた法務部に、そのまま徹に告げた。
「すぐに先方に内容証で正式に通しなさい」
「先方は核のプロジェクト責任者を方に変更し、同等の履能力を持つ技術責任者を用できなかった」
「当社は付属類への署名のを撤回する」
「本契約はな引き渡し条件が満たされなかったため、正式に履を終する」
黒川はすっかり取り乱した。
体裁も構わずにて、野会を引き留めようとした。
「会、会、どうか私の話を」
野会は振り向きもせず、たく言だけ残した。
「黒川専務」
「自分のと自分の類を持って、私の会社からていきなさい」
「120億の実を、親戚の踏み台にしようなど、あなたにそんな資格はない」
黒川は会議の真んに突っったまま、野会のろ姿がていくのを見ていることしかできなかった。
振り返ると、翔が隣で刻みに震えていた。
黒川の体の血が、その完全に固まったようだった。
もぎ取るはずだった実は、に入らなかった。
それどころか、自分を々に吹きばすほどのを、自分ので踏み抜いてしまったのだ。
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黒川が州で追い返されたという話は、半もしないうちに本社の役員たちのに広まった。
その頃、私は丸の内の静かな喫茶にいた。
テーブルのにはノートパソコンをいていた。
辞めたからと言って、黙って切り刻まれるつもりはなかった。
張、黒川が何度も発チームのところへ、案件の細かいことを探りに来ていた。
それに気づいたから、私はひそかにを打っていた。
この120億の案件を落とせた本当の理由は、私が4かけて育てた発チームにある。
メンバーは5。
全員、私が自分で面接して、1から鍛えげた精鋭たちだ。
システムの設計も、核のコードも、野精との接続の細かいところも。
5ののには、全部入っている。
向かいの席には、労働問題を専にしている弁護士が座っていた。
張の途で、度相談に乗ってもらっていただ。
弁護士は、私が渡した青井酒のシステム部の職務発規定のコピーを、指でなぞりながら言った。
「確認しました」
「本社の規定では、職務発の権利は会社が発者から面で承継する続きを取って、初めて会社のものになります」
「それと引き換えに、相当の利益を払う決まりです」
「しかし、その面は作られていません」
弁護士は私の顔を見た。
「瀬さん、瀬戸さんたち5の分は、承継の届けも支払いの記録もありません」